限界集落

限界集落とは、人口の50%以上が65歳以上の過疎地をいい、社会的共同生活が危ぶまれる集落と定義されます。日本には、8000を超える限界集落があるといわれています。

 

昨日のテレビ東京「カンブリア宮殿」で、平均年収80万円の過疎の農村を立て直した、スーパー公務員が取り上げられました。

 

彼は、地元のおいしい米を農協を通す流通米にとどめている現状を打破し、駄目もとでローマ法王へ手紙を出し「ローマ法王献上のお米」となることに成功したのです。ブランド米となった今、農協価格の数倍で全国有名百貨店へ直接取引をするまでになり、限界集落を活性化させたのです。

 

彼は、テレビの構成作家出身の異色の公務員ですが、「役人と言うのは、人の役に立つから役人なんだ」といって、現状打破、難攻不落の壁を何度も突破して、公務員の仕事に新しい風を送り込んでいるのです。

 

「公務員がやった」ということで、多くの脚光をあびていますが、日本の企業の中には、同じようにあたらしい事業を作り出すスキルを持っている人は山ほどいます。

 

公務員の活性化を考えた場合、一般企業の競争社会を経験した人材を中途で受入れる制度があれば、現状を大きく変えられると考えます。

 

私のお世話になっている、小学校の先生は、サラリーマンをしていたのですが、どうしても教師をやりたくて、30歳で小学校の先生になりました。ただし、給料は、教師1年目扱いですので、大学卒の22歳と同じです。これまでの社会経験が、どんなに子どもたちの教育に生かされても、現実の給料は、新任教師と同じなのです。先生は、公立の教師ですから、公務員です。

 

現在の大学4年生の就職希望トップは、ここ数年変わらず、公務員です。優秀な学生が、一般企業に就職して、経済を活性化する働きをしてもらいたいのに、公務員の安定を求めます。

 

公務員の仕事を否定しているのではありません。公務員の活性化は、企業なり別の分野で活躍していた人材の活用が急務と考える次第です。

 

公務員の問題を語るには、ブログの域を超えるレベルですが、また、熱くなってしまいました。

 

このブログをさいたま市子ども未来局の方が、読んでいませんように・・・

なんて、考えませんよ(笑)

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コメント: 1
  • #1

    ひでっち (金曜日, 16 11月 2012 21:02)

    『のぼうの城』を観ました。
    行田市に今も当時の地名がいろいろと残っているんですね。
    なぜこの映画が制作されたのか、受け止めるメッセージは
    人それぞれだとは思いますが、笑いあり、涙あり、
    そして、すごく元気をもらえる映画です。

    『のぼうの城』埼玉県の皆様はぜひぜひご覧いただければと
    思います。

    つまらなかったら、私が返金保証しますといいたいぐらいです。
    (保証はしません(笑))