アルジェリア

保育園の朝の会で、国旗を当てる遊びをします。子どもたちは、すぐに国の名前を覚えてしまうので、今では、わりと知名度の低い国も登場します。

 

地球儀を用意して、地球という星に、人間が住んでいること。地図は紙に書かれているけど、実は地球は丸くて、太陽の周りをまわっているんだよ。と教えています。まだ、子どもたちは??ですが、日本が、どんな形をして、どこにあるのかは、覚えたようです。

 

さて、先日3歳男の子が、「アルジェリア」はどこ?と聞いてきました。

はっと驚きましたが、一緒にアフリカの中を探しました。私自身、今回の人質事件がなければ、アルジェリアの位置までは知らなかった一人です。

 

生存者の証言などで、今回の事件の事実が、少しずつ報道されています。

その中で、日本のモノサシでは、理解できないことが大きく2つありました。

 

1つは、情報がこんなに秘密裏にされてしまうこと。

 

2つ目は、人質の人命を第一にする日本と違って、今回は、武装テロ集団を壊滅させることが優先されたこと。

 

アルジェリア政府軍と武装グループの交線に巻き込まれて亡くなった方もいたとのことです。本当に、10人の尊い命・・・悲しい事実です。

 

テロは許さない!という叫びは、本当にその通りだと思いますが、これから、私たち日本人が考えなければならないこともたくさんあります。

 

世界のモノサシ、日本の常識が通用しない現実を理解すること。

今後、世界のあらゆる地域に、ますます、日本企業が、開発支援にあたるでしょう。性善説を基本に考える日本人の美徳も世界では通用しないのかもしれません。

 

これからの子どもたちが、世界に目を向けるにあたって、世界のモノサシを知ることや、日本の常識の打破、そして、変化に強い人に成長してもらいたいと考えます。

 

ホワイトきゃんばすの子どもたちには、地球儀を見せることで、世界に目を向けてもらいたいと思うのです。