かわいい子には旅をさせよ・・・

ここでいう旅とは、保育園など家庭以外の環境と思ってください。

 

2歳男の子のママ・・・最近、保育園に行く朝に「保育園に行きたくない」「ママ仕事に行かないで」と泣くことが多くなり、仕事をしてまで、子どもを保育園に通わすことがいいのか悩んでいます。

 

男の子は、朝の大泣きの後は、ケロッと遊びに夢中です。給食もたくさん食べるし、外遊びも大好きですし、すくすくと成長しています。

 

しかし、ママにしてみれば、ずっと保育園にいるわけではないので、子どもが一日中泣いているのではないか?辛い思いをしているのではないか?と心配してしまいます。

 

今日主任保育士がママとじっくり話をしました。

ずっと、おうちで一緒に○○君といてあげることも、保育園に預けて仕事をすることも、どちらがいいという答えはないことと、朝の涙の後は、楽しく保育園での生活を送っていることや成長する力が強いことなど伝えました。ママが迷っていることが一番お子様にとって不幸なことであることも話をしています。

 

3歳以上になれば、「今日は○○して遊ぶ・・・」とか「○○ちゃんと遊ぶ・・・」とか、今日の目標を立てたり、いかに保育園で楽しむかを考えるので泣くことも少なくなるのですが、1歳、2歳は、おうちでママに甘えるほうが単純にいいと思うものです。泣けば、大人が何とかしてくれると考える場合もあります。

 

でも、いざ保育園に着けば、そんなことも忘れて、遊びに夢中になります。この2歳男の子もそのパターンです。そして、伸びしろがたくさんある、たくましい男の子です。

 

保育園には、「今日は忙しくて残業になってしまうので1時間延長でお願いします。」というママもたくさんいます。自分の仕事に誇りを持っているのが随所に感じられ、また、子どもと一緒の時間は思う存分愛情を注いでいます。

 

ママたちは、色々な考えで「働くこと」を選択しています。もちろん、「こうあるべきだ」なんてことはありません。

 

保育園の環境では、友だち同士のかかわりやパパママ以外の大人である職員から多くのことが学べます。

家庭の中で、ママの愛情を24時間受けることも、子どもにとっては幸せなことでしょう。

 

「かわいい子には旅をさせよ」を取るか「かわいい子とはずっと一緒にいたい」を取るか・・・決断するのはママです。

 

子育てをするには、ママにも強い心が必要です。