地域の力

私のようなおやじ世代が子どもの頃は、家、学校だけでなく、近所の怖いおやじや話好きのおばさんや、たくさんの地域の方々に見守られ、支えられて育ちました。

 

親よりも、学校の先生よりも、隣りのおやじが怖かった記憶があります。

 

今の子どもたちにとって、間違いなく少なくなってしまったことは、地域から守られた環境です。

 

昨日、近くのホームセンターで、指扇地区の青少年育成会の会長と久々にばったり・・・少しばかりお話をしました。

 

彼(一回り以上年上の先輩です)は、メダルや盾、紋章などを作っている職人です。手を見ると、カサカサしていて、「職人の手だな~」と感心します。

 

PTAの活動をしていた時は、彼のような人が、地域として子どもたちを支えているのだと、本当に思いました。PTAは、任期が終われば、かかわりが薄れていきますが、彼は何十年もの間、子どもたちのために活動しています。今も現役です。

 

夏休みには、子どもたちを連れてキャンプをし、放課後チャレンジスクールでは、近隣の小学校に出向いて、様々な体験授業をおこなったり、さいたま市西区の中学生スポーツ大会を取りまとめていただいているのも彼です。

 

私がPTA会長をしていた指扇小学校でも、放課後チャレンジスクールの立上げに協力いただき、西区のPTA連合会長の時も中学生スポーツ大会で大変お世話になりました。

 

保育園を立ち上げる時に「置鮎さんのような人が、人生スタートの幼児保育や教育をしてくれると、助かるよ・・・」という、うれしいお言葉をいただきました。

 

サラリーマンだった私は、PTA活動をするまでは、地域にかかわることなど、ほとんどなかったのですが、彼と出会ってからは、大げさですが、自分の世界観の小ささを痛感しました。

 

さて、昨日の世間話ですが・・・

 

娘にお子さんが生まれて、今5ヶ月だそうです。育児休暇が終わる秋には、保育園に入れることになり、ホワイトきゃんばすに入園していただけるとのことです。送り迎えは、おじいちゃんの仕事になると笑っていました(笑)

 

彼の孫を預かることになったら、本当に光栄です。今までは、尊敬する青少年育成会の会長も、送り迎えではただの、孫にデレデレのおじいちゃんですね。