映画 奇跡のリンゴ

昨日、「奇跡のリンゴ」の映画を見ました。

 

子どもたちは、それぞれ予定ありで、奥様を連れて、「自然農法じゃい」と予習のうんちくをたれて、映画館へ・・・

 

リンゴは、100年前に日本に入ってきました。そして、何度も品種改良がなされたのですが、「農薬」なしでは、まともに収穫できないというのが、今までの歴史です。

 

それを、木村秋則さんは、10年の歳月をかけて、無農薬のみならず無肥料の自然農法で、今まで絶対不可能とされたリンゴの栽培を成し遂げました。「奇跡のリンゴ」といわれる所以です。

 

木村さんのリンゴ畑は、リンゴの木、雑草、虫、鳥が共存する環境です。彼が、何もかもうまくいかずに、自殺をするためにロープを持って、夜の山に入ったときに、山の中に生えている木や草を見て・・・土を踏みしめて・・・土を食べて・・・最後の最後で、答えを見つけるシーンは感動ものです。

 

人間だけが「笑う」ことができる生き物だから、いつも笑っていよう・・・

答えを見つけるまでは、絶対にあきらめない生き方をしよう・・・

 

そして、この映画では、「家族愛」が、一番の見所です。自分一人では前に進まないことでも、家族の支えであきらめない・・・

 

自然農法は、雑草をひってこ抜いて、肥料をたくさんもらって、自分だけぬくぬくと大きくなるのではなく、木も草も虫も動物もみな協力し合うかのように、共存する家族のようです。

 

私は、最初は自然農法に興味があって、木村さんの本を読んだりしましたが、人が生きていくのに、大事なものを教えてもらった気がします。

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コメント: 1
  • #1

    ひでっち (金曜日, 28 6月 2013 21:48)

    公開前の日曜日に試写会で観ることができました。
    三月に神戸で木村さんの講演を聴いて、そして映画。
    無肥料無農薬のノウハウを築いても花を咲かせるのに七年かかるそうです。
    だから木村さんはほかのリンゴ農家に無肥料無農薬栽培を勧めません。七年無収入をだれが補償してくれるか、だれも補償してくれません。
    だから奇跡のリンゴなのです。
    いいとわかっても普通の人には真似ができないのです。
    「人間は植物の寄生虫」
    「地球で最大の天敵は人間」
    よく考えたら迷惑な存在ですね、人間って(笑)
    不思議ちゃんの菅野美穂、いい仕事していました。
    講演のときに奥さんの体調がよくないと木村さんがおっしゃっていたのが気にかかっています。
    食べてみたい、幻の奇跡のリンゴ。