幼虫観察

園内で飼育しているカブトムシの幼虫が、大きくなってきたので、今日は、じっくり幼虫観察をしました。

 

「今から、カブトムシの幼虫を見るぞ!」の掛け声に、子どもたちは、ダッシュで、集まってきました。好奇心旺盛な子どもたちの瞳が、ピカピカです(笑)

 

衣装ケースに、約20匹の幼虫が暮らしてます。一番大きいのが、小指くらいで、まだ1センチ程度のベビーちゃんもいます。

 

土を掘り出して、幼虫を上に置きます。すると、いっせいに土にもぐっていきます。意外にもスピードは速く、からだをクネクネさせながら動きます。

 

一番大きな幼虫の「顔」をじっくり観察します。

 

おせじにも、かわいい顔はしてません。黒くて、アゴが強そうです。腐葉土や朽木を食べるので、しっかりしたアゴをしているのですが、指を噛まれると、出血することもあるそうです。

 

子どもたちは、輪になって、ケースを取り囲んでいるのですが、誰一人、触ろうとしません。意外とビビりの子どもたちです(笑)

 

「このイモムシがカブトムシになるの?」

「カブトムシと全然違う・・・ツノがない。不思議だね・・・」

「オス、メスどっちなの?」

 

子どもたちの「なぜなんだろう?」は続きます。

 

オスメスの区別は、幼虫の段階では分からず、サナギになって初めて、雌雄の決着がつくのがカブトムシです。ホームセンターで春先に出回る、カブトムシの幼虫も、買ったのが、全部オスだったりメスだったりすることもあります。

 

さて、屋上のビートルハウス(カブトムシ小屋)の腐葉土の中にも、幼虫が誕生していますが、園内でも少しだけ、幼虫飼育をしながら、定期的に子どもたちと観察を続けたいと思っています。

 

子どもたちにとって、生き物を飼うことは、とても重要なことですね。

 

第二の「ファーブル昆虫記」を発表する園児が出てくることをちょっとだけ、期待します(笑)