悲しい事件

昨日、全国で報道された、1歳女の子の熱中症死亡事件。22歳の母親が、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕されました。

 

保育園ホワイトきゃんばすから、500メートル以内のところで起きた事件ですので、なんとも心が痛みます。

 

今日、保育園のママからも、何人か話が出ました。

 

1年くらい前までは、託児所などに子どもを預けていたとのことで、実は、昨日は新聞社からも「○○ちゃん(死亡した女の子)を一時預かりで対応したことがありますか?」という電話がありました。

 

この時は、この事件を知らなかったので、「個人情報にかかわることですので、お答えできませんが、何かあったのですか?」

 

「死亡事件がありまして・・・」というので、一時預かり登録リストを確認しましたが、ホワイトきゃんばすでの登録はありませんでした。

 

取り調べが進めば、具体的な報道がこれからなされるのでしょうが、今回は、近隣の方が、育児放棄(ネグレクト)ではないかと、児童相談所に通報し、7月10日(事件の1か月前)に、職員2名が家庭訪問をしたそうです。

 

その時は、母親は子どもを優しくあやしたりして、問題は見られなかったとのことでした。

 

「職員は何を見ているのか!けしからん!」とはいかないと正直思いました。毎年、児童虐待にかかわる通報は、増えるばかりです。当然、職員の前で、子どもを虐待する親はいませんし、問題ない保護者を繕うこともできます。

 

地域社会がもっと密に・・・というのは、とても大切なことですが、今回の様な「見抜けない」ということは、実はたくさん起きているのかもしれません。

 

私も職員も子どもたちと直接かかわる仕事をしているだけに、今回の事件は本当に心が痛み、二度と同じようなことがないことを祈ります。

 

どうすれば、こんな悲しいことが起きずに済むのか・・・今、答えは出せませんが、大切な宝物である子どもたちを守るのが、私たち大人の責任であることだけは、間違いありません。