本質を見る目

今日は、朝からのんびりとテレビを見ていたのですが、今年1年を振り返って必ず話題になるのが、中国、韓国のジャパンバッシングです。

 

大学時代の同期に、アパレルの会社を立ち上げた仲間がいます。彼は、年に何十回も仕事で中国へ行くのですが、一連のデモは、大げさに報道されているだけで、実際の規模は小さく、また一般市民の多くは、日本への敵対心など持っていないそうです。特に、ビジネスに関しては、日本との関係はとても重要なので、尖閣諸島のことなど、これっぽっちも話題にならないとのことです。

 

前の会社で、バレンタインの陳列アルバイトの中に、韓国での留学経験がある学生がいました。韓国には、日本にはない徴兵制度があります。彼女の話では、韓国の若者は、日本から受けた屈辱の歴史は、みな学校なり、親から学び認識しているそうですが、ほとんどの若者は、過去には戻れないので、これからどうしていくか・・・と前を向いているそうです。

 

政治家が、ジャパンバッシングをすることで、国民の共通の方向性を作り上げ、人気とりにつなげる手段であったり、一部の過激なグループの行動が、さも国民全員の総意であるかのごとく報道されるマスコミ操作に対して、冷静に、物事の本質を見る目を持たねばいけませんね。

 

例えば、会議やミーティングなどで、一部の声の大きい意見に流されることがよくあります。私も、サラリーマン時代は声の大きい側でしたので、偉そうなことは言えませんが、そんな時にこそ、冷静に物事の本質を見れる人がいないと、間違えた方向に進むことがあります。

 

ホワイトきゃんばすの寺子屋でも、声の大きい5歳女の子、4歳男の子の発言に流されて、みな同じ答えになってしまうことがあります。そんな時に、一人4歳男の子が、冷静に、自分の答えを出してくれた時は、「いい流れだ・・・」と感心します。

 

子どもたちが、大人になって、組織の中に入った時、上司や先輩の意見だから・・・みんなが言っている意見だから・・・今、流行しているから・・・などに流されることなく、物事の本質を見る目を持ってもらいたいと思います。

 

子どもたちの会話の中でも、あえて少数派意見を尊重するようにしているのですが、これは、子どもだけでなく、私たち大人も共通の課題でもありますね。

 

ふと、そんなことを考えた朝でした。