行政担当に来ていただきました

保育園ホワイトきゃんばすは、平成26年度のさいたま市認定ナーサリールームの申請をしていましたが、残念ながら認定とはなりませんでした。

 

昨年同様、さいたま市認定の予算枠が定員200名分です。今年も倍以上の申請があったそうです。さいたま市認定の評価基準は、昨年同様ですので、「保育の質」の評価はいっさいありません。今回は、ホワイトきゃんばすの700メートル以内に、新規の認可保育園ができたので、そこだけでマイナス40点・・・これで、落選です。

 

ホワイトきゃんばすの保育方針に賛同いただいている保護者のためにも、今回は、落選理由と、今後のさいたま市の保育の方向性を伺いたく、本日、さいたま市子ども未来局保育部の担当者にお越しいただきました。

 

落選理由は、上記の通りですが、来年度の保育制度改正に伴い、行政の目指す方向性を伺いました。

 

現段階では、国の方針が確定していないので、具体的な事は決まっていないが、待機児童解消のために、様々な手を打っていくとのことです。想定通りのお答えでしたので、こちらから話をさせていただきました。

 

①待機児童解消という数字目標を追うあまりに、一番子どもたちにとって大切な安全と保育の質がないがしろになっている実態

 

②大規模100人クラスの認可保育所をたくさん作り、待機児童が多い0~2歳児対象の定員19名の家庭保育室を強化する。いわば、二極化を進めて、30~50人の異年齢保育を行う中規模のナーサリールームなどをどう考えているか

 

③認可外施設指導監督基準を満たしていない、さいたま市認定の保育園があるのに、さいたま市は認定を与え続けるのか

 

④さいたま市は、横浜市のやり方(企業の保育参入の積極推進)を本当に良しと考えて実践するのか

 

このように、文章にすると「抗議!」のように思われるでしょうが、じつに穏やかに質問をさせていただき、行政担当の2名は、とても丁寧に対応いただきました。

 

さいたま市としても、これから詰めていく内容なので、具体的にはこの質問には答えることができませんでしたが、ほとんど、私がしゃべりっぱなしの1時間を過ごしていただきました。

 

先日の研修ではありませんが、「次世代を担う人間を育てる」という子どもたちのための基本となる目標をホワイトきゃんばすは、持っているので、行政が「待機児童がゼロになった・・・それでいいんだ」というレベルで今後の保育を考えるのであれば、影響力を持ち続けなければならないと、今日は、強く思った次第です。

 

最後に、お時間を作っていただいた、子ども未来局保育部のご担当に方々に感謝します。