親を超える

今日の連絡のノートには、「クリスマス会最高だった!」というママたちからのコメントがびっしりで、うれしい気持ちでいっぱいです(笑)・・・前日は、「できない」という弱気の娘が本番でやり遂げた姿を目にして涙です。まさか自分の息子がきちんとセリフを言えるとは、感動でいっぱいです。恥ずかしがり屋で人前で話ができない娘が、大舞台で堂々と演技をする姿に胸が熱くなりました・・・そんなコメントを読んでいると、クリスマス会は、まさに子どもたちから、ママやパパへの「成長」というプレゼントになったようです。


さて、話が全く変わりますが、昨日は大河ドラマ「軍師官兵衛」の最終回でした。クリスマス会が終わった夜に、大学時代の仲間たちと飲んでいたのですが、この世代のおやじたちは、大河ドラマが大好きです。それぞれ、勝手に官兵衛が生きた、戦国時代の話に夢中になります(笑)


歴史上では、黒田官兵衛が天下への野心があったかなかったかについては、様々な説がありますが、ドラマでは、晩年「天下」への大勝負に出ます。しかし、その夢は、徳川陣営で活躍する息子の黒田長政によって、夢と消えるのです。官兵衛が夢見た乱世を終わらすことを結果的には息子の手によって、長い長い江戸時代が築かれることになるのです。


そして、死を迎える直前に「長政、家臣や民の声によくよく耳を傾けよ。そして、とことん信じぬくのじゃ」と息子に言葉を残し、確実に息子が自分を超えたことを喜び、生涯を終えるのです。


親にとって、子供が自分を超えるということは、この上ない幸せですね。


クリスマス会で練習以上の実力を発揮した子どもたちを見ていると、いつか親を超えて立派な大人になっていくのだろう・・・という想いに浸ります。そんな子どもたちを育てるために、保育園で少しでもその力にならないと・・・と園長の顔に戻る私です(笑)