2020年に向けて教育会動く

大学入試センターが新試験に変わるのは、東京オリンピックが開催される2020年度です。


一発勝負の学力テストから、思考力や人物を総合的に評価し、合否を判定する大学入試へ変わるのです。もちろん一発評価といっても、日頃からの積み重ねがその一発を生むわけですので、一発勝負の否定ではなく、総合評価による人間力がより重視されるという見方が正解だと思いますね。


当然、「従来型」の受験対策を重視してきた高校は、新しい評価手法は今のところ具体的ではなく、困惑するところも多いでしょう。逆に、予備校は、ある意味「商売」ですので、新制度の流れに対する反応も対策も早いですね。「多面的、総合的な評価に対応する事業にもすでに取り組んでいる」とベネッセグループの動きです。


私たちのように、すでに社会人として大人になった面々は、自分のプレゼンテーション力や課題解決能力をつけたのはいつだったでしょうか。皆様はどうですか。


私は、残念ながら社会人になってからですね。会社組織の中で鍛えられ、今の私があると思っています。もし、高校、大学ましては、中学の頃にこのような教育を受けていたら、もう少しマシな人間になっていたのかも(笑)・・・と思ったりします。


プレゼン力や課題解決力などの人としての総合的な力は、経験を積み重ねることが一番の方法であることは間違いありません。私は、もう過去には戻れませんので、今からでも人間力を磨いています(笑)・・・当然、遅すぎるということもないのですから。


先日、保育園でこんなことがありました。最年長6歳の女の子が、声を荒らげています。「もう・・・○○ちゃんは、私がこうやって遊ぼうと言ったのに、何でやらないのよ!」と4歳女の子に食ってかかっています。4歳女の子は、保育園一気が強い女の子なので、無視です。この二人は、仲がいいけどよくこうしたケンカもします。


6歳女の子には「○○ちゃん・・・遊び方は、お友達によっていろいろあると思うよ。○○ちゃんのやり方だけじゃないと思うよ。」4歳女の子には「黙っているのは良くないと思うよ。○○ちゃんに、自分はこうしたいということをちゃんと言わないとね・・・」


あとは、二人で考えさせます。そのあとは、どんなやりとりがあったかわかりませんが、二人で遊んでいたので、折り合いがついたのでしょう。


ホワイトきゃんばすでは、大学入試制度が変わろうが、子どもたちの人間力をつけさせることにとても敏感です。ノウハウはたった一つです。「子どもたちが自分で考えるようにする」ことです。