鍋給食!?

「餃子のまち」として知られる宇都宮市。市街地から離れた自然豊かな地域に、全校児童数91名の小さな「宇都宮市立城山西小学校」があります。


この小学校の名物は、「鍋給食」だそうです。名物の「餃子鍋」の他、「おでん鍋」「ほうとう鍋」、地域の伝統行事食の「みうどん鍋」などを毎年11月から3月まで月1回のペースでメニューに加えているそうです。


この小学校の給食は、毎日1~6年生がグループを組み、ホールでテーブルを囲んで食べるそうです。上級生が下級生のの面倒を見たり、下級生はその姿を見ながら育ちます。食べることを通じて、子どもたちの人間関係も豊かになっていくと木村校長先生が語ります。


給食の時間は、まさに異年齢での関わりの時間になるのです。


実はこの小学校は、10年前、当時の全校児童が35人だったそうです。「学校を残して欲しい」こうした声が、地域から上がり、小規模特認校として市内全域から通学が可能になり、鍋給食などの「安全でおいしい給食」が評判となり、児童数も増えていきました。


異年齢の時間・・・地域の農家の野菜を使った給食・・・この小学校の児童たちは、生きる上での大事なことを学んでいるのですね。