教科書独占販売

今日は、4月から次女が通う高校の説明会に出席しました。以前このブログでも触れた、民間企業出身の副理事長が中心になって、3年前に「学校改革」として、新たな取り組みに挑戦する私立高校です。

 

その1つに、DRC(ドリーム・リアライズ・カンファランス)という取り組みがあり、各クラスなどの102チームが、企業、職種研究などを行い、今年度は、選ばれた7チームが大会場でプレゼンテーションを行われました。日本教育新聞の取材も入り、全国に発信されたようです。

 

パワーポイントを使用したプレゼンテーションは、私は会社に入ってから覚えましたが、今では、高校生が普通にこなす時代のようです(驚)

 

保育園の子どもたちと違って、次女はもう高校生です。学校の受け皿がいくら充実していたところで「やるか、やらないかは、あなた次第・・・」ということですね。

 

さて、今日の私の琴線に触れた内容は、教科書独占販売です。さっそく、指定された書店で教科書一式を購入すると、合計36,215円なり(驚)。高校は、義務教育ではありませんので、公立高校であっても教科書は購入しなければなりません。

 

教科書購入先の書店は「○○書店」1店舗のみです。完全な独占販売なのです。私の悪い癖で、すぐにソロバンをたたいてしまいます(笑)

 

36,215円×全校生徒900人で、売上はざっと、3259万円です。おそらく、この書店の年間売上の80%以上が、教科書独占販売の売上と推測します。

 

この書店からすぐのところには、近隣の学校の制服を販売する洋裁店もあります。どちらの店舗も、外装は古く、店員さんの販売努力も希薄です(驚)。

 

「う~ん。なんておいしい商売なんだ!」とブツブツ言っていると、奥様と娘がまた始まったという顔をします(笑)

 

当然、独占販売を勝ち取るために、学校との信頼関係を強固にする努力や古い歴史があるのでしょうが、もう少し、CS(カスタマーサティクファクション・お客様満足)をちゃんとやってよ・・・とぼやく私です。

 

売上=客数×客単価ですが、お客様満足度=おもてなし×付加価値(希少性・ブランド力・限定販売・オシャレ感・こだわりなど沢山)×いろいろ・・・ですね。

 

お客様満足度アップのために、付加価値を作る努力をしている「街の本屋さん」と、どうしても比較してしまいます。

 

いけない・・・いけない・・・商売に厳しいおやじ園長の愚痴でした。お許し下さい。