ドゥーラという仕事

昨日の「ガイアの夜明け」で、「ドゥーラ」という仕事を知りました。妊娠、出産、子育てをする女性を地域社会で支える存在と定義されています。


「ドゥーラ」の語源はギリシャ語で「他の女性を支援する、経験豊かな女性」という意味だそうです。


一般社団法人ドゥーラ協会では、「出産前後の女性の心身がどのように変化するか知っている人。適切な産前産後の過ごし方を伝え、産後の身体にやさしい食事作りなどの家事を担うことができる人。一方的な価値観の押しつけでない「おせっかい」が自然にできる人。母親に寄り添い、健康と幸せを願った本当に必要なサポートができる人。「赤ちゃんのママ」ではなく、ひとりの女性としても愛情を注がれてこそ、子どもをすくすくと育てることが出来ると私たちは考えています。」とうたってます。


保育園の「働くママ」の支援の中に、子育ての相談もありますが、「ドゥーラ」の役割は、それ以前のベースになる大事な部分ですね。


さて、この「ドゥーラ」になるには、2週間ほどの受講があり、認定試験を合格しなければなりません。「ドゥーラ」になると、個人事業主として、お仕事を始めることになります。生命保険のセールスレデイと同じです。1時間あたりの料金設定も自分で決めることになるそうです。2000円台の人もあれば4000円の人もいるようです。


番組の中では、「ドゥーラ」を活用する、出産したばかりのママの様子が紹介されてました。


現代日本の特に都市部では、核家族化が進んでいます。地域での子育て風土は、とっくになくなり、頼る両親も高齢化・・・待機児童解消に走る、子育て支援を見ていると、支援の本質を考えさせられます。そして、「ドゥーラ」で働く女性の充実したライフスタイルも印象的でした。