出る杭もっと伸びよ

エジソンのように突出した才能を持つ子には、コミュニケーションが苦手だったり興味が先走ったりして、学校の集団教育になじめない子も少なくない。そうした小中学生を世界のトップランナーに育てようと、昨年、東大先端科学技術研究センターと日本財団が取り組むプロジェクトが始まりました。「異才発掘プロジェクト・ROCKETO(ロケット)」という名前です。

 

10人の応募枠に、全国から約600人の応募があり、締切が過ぎても問い合わせが絶えなかったそうです。メンバーは、毎月東大に通い、スペシャリストによる特別授業や個別プログラムを受けているとのこと。

 

まさに、出る杭もっと伸びよというシナリオですね。

 

私が新人営業マン時代・・・ちょっと背伸びをした仕事をした時に、先輩から「あんまり目立つんじゃないぞ・・・会社では、出る杭は打たれるからな・・・」と助言をいただいたことがありました。もちろん、その先輩は親切心からのアドバイスでしたが、素直でない私は、心の中で「出過ぎる杭は打たれないんだ!」と思った昔の話・・・

 

でも、それは、大人になってからの話で、子どもたちに「出過ぎる杭になれ!」とは言えませんね(笑)

 

オールマイティーから脱却し、多様な教育をしないと日本から世界レベルの偉人は誕生しなくなる。とプロジェクトを企画した東大教授は語ります。私の感覚では、オールマイティーも凄いと思うので、否定はできませんが(笑)・・・

 

保育園の子どもたちの「ピカリと光る隠れた才能」を見つけるのは、実はそんなに容易なことではありません。一年以上育てて、初めて「こんな素晴らしい才能があるんだ」なんてこともあります。

 

少人数で、職員全員が、園児たちの情報を共有することができるホワイトきゃんばすでも、そうですので、多人数の環境では、園児一人ひとりが見えづらいのが実態です。

 

これからの教育は、「みんな一緒でみんないい」はまったく通用しなくなってきます。私も子どもたち一人ひとりの「ピカリと光る才能」を見る目を磨かないといけませんね。可能性の種を育てるのが大きな仕事です。