昭和のギャップ

昨日は、リラックスして刑事ドラマを見ていました。

 

やり手の刑事が、爆発事件に巻き込まれ30年間昏睡状態に陥ります。そして2015年、突如目覚めて職場復帰することに・・・現代っ子刑事とコンビを組み、「まぶい(かわいい)」「めんご(ごめん)」など80年代の若者用語も連発する、超娯楽番組です。

 

しかし、見方を変えれば、忘れられた「昭和」が、仕事においても、人間愛においても大活躍するという内容です。

 

例えば、昭和の刑事の聴き込み調査は、何度も同じ場所へ足を運び、同じ人物にも質問を繰り返します。こういった地道な捜査の中から、真実が導かれるのですが、現代は、現場捜査は簡単に終わらせて、ネット上での公開捜査で、信憑性に欠ける情報を集めます。情報は決して多いのがいいというわけではありませんね。

 

30年前には、スマホも携帯もありません。主人公は、スマホの操作はできませんが、たまたま左胸に入れていたスマホに犯人の銃弾が当たり命拾いするという、現代スマホ世代への風刺も描かれています。

 

皆さんが、まだ子供だったり、若かったり、昭和の時代だったりした頃を思い出してください。漢字を調べるのに国語辞典を使いました。そこには、漢字だけでなく言葉の意味もあります。私は、引いた文字に線を引く習慣があったので、今でも大事に保管していますが、私の「三省堂新明解国語辞典」は、とても汚いです・・・(笑)

 

今は、このブログを書くときもそうですが、変換して終わり・・・漢字はすぐに忘れてしまいます。

 

携帯電話のない時代は、彼女の自宅に直接電話をかけるしかありません。①彼女本人が出る②母親が出る③兄弟が出る④父親が出るのざっと4つの選択肢を想定して、どんな会話をするのかシュミレーションしていました。

 

私の場合は、④だったら、「間違いました」で切るというシュミレーションでした(笑)

 

こんな冗談のようなやりとりでさえ、人間関係力を磨く力になっていたのが、昭和の時代です。

 

時代が進み、世の中がどんどん便利になっても、昭和のギャップと切り捨てるのではなく、今でも大事にしなければならないことは、たくさんありそうです。昭和を生きた私たち大人は、子どもたちに伝えなければなりませんね。