絵本作家のぶみ

「仕事が上手くなる方法は1つしかなくて、ミスをしたら、次は同じミスはやらないことです。失敗したら、僕はそれをメモしておきます。」

 

こう語るのは、絵本作家ののぶみさんです。アニメでは「NHKおかあさんといっしょ」の「よわむしモンスターズ」で知られています。絵本に「しんかんくん」シリーズ、「ぼく、仮面ライダーになる」シリーズ、「ニンニンジャーかぞく」シリーズなど、今まで160冊の絵本を発表しています。

 

彼の絵本は、たいがい3分半で終わります。子どもにとって、この3分半という時間は、絵本を楽しく継続できるか否かの、ギリギリの時間だそうです。

 

絵本作家という仕事は、とても夢のある仕事に思えます。でも、大人の小説と違って、どんな内容が、ヒットするかどうか。世に出してみないとわからないというイメージが強いですね。

 

実際、のぶみさんは、デビュー作以降、70冊ぐらいまでは、全然売れなかったそうです。漠然と子どもだったらどんな内容がいいかな?ではなく、単純に誰かのために・・・例えばわが子のために書くようになって、ようやく売れるようになったそうです。


保育園では、朝の会で、毎日読み聞かせをしています。保育園にある絵本を繰り返し読んだり、図書館から絵本や紙芝居を借りることもあります。先生たちが、心を込めて、かなりのオーバーアクションで読み聞かせをしますが(笑)、大人では、あまりインパクトが感じられないストーリーでも、子どもたちにとっては、興味を引く絵本が意外に多いです。


子どもたちの純粋な感性に訴える、素敵な絵本作りをを絵本作家の人たちには頑張ってもらいたいですね。


のぶみさんが、子育てで実践していることは、「あれすごいね」とか「かっこいいね」とかたくさん子どもに話しかけるそうです。「親は、褒めることより、喜ぶべきだと思います。子どものやっていることに感動したりする方が大事です。あと、叱るのも大事ですが、叱るよりも悲しんだほうが、子どもに伝わりますね。」


もちろん、子育てに答えはありませんので、パパママは「こうしないといけない・・・」と子育てマニュアルにとらわれてはいけませんね。