魚の観察

土曜日のナイトツアーの反響は、予想以上で、おうちに帰って、じっとエビを見つめるパパ・・・セミの羽化に感動したママ・・・などなど、たくさんの「大人も感動」のコメントをいただきました。


今日は、飼育ケースに、ナイトツアーで採集したアメリカザリガニやおたまじゃくし、小魚、エビ、クチボソ、タニシなどを入れて、園児たちと観察をしました。


飼育ケースでの観察は、今までカブトムシやクワガタが中心でした。夜行性の昆虫は、昼は土の中にもぐってしまうことが多いのですが、魚なら、じっくり観察ができます。


予想通り、登園すると、魚の前に張り付く園児が続出です。浄水設備などはないので、毎日水を取り替えなければなりませんが、ケース内に水草や流木、石を入れると、それなりに格好がつきます(笑)


目玉は、何といってもアメリカザリガニです。赤く大きくカッコイイのです(笑)。そして、赤ん坊のアメリカザリガニ、透明の沼エビも人気です。メダカに似た小魚は、カダヤシという名前です。オタマジャクシは、ゆっくりと優雅に泳いでいます。


そして、今日の寺子屋では、ナイトツアーに参加した園児の話を聞きながら、魚の観察を少し詳しく行うつもりでしたが・・・事件発生です。


何と、オタマジャクシがアメリカザリガニに食べられてしまいました。オタマジャクシの頭の一部だけが、水面に浮いています。とても残酷な映像ですが、あえて寺子屋の園児に、生き物が生きていくためには・・・という話をしました。


弱肉強食という言葉は園児にはわからないので、人間も生きていくために、牛や豚や鳥の肉やたくさんの魚を食べること・・・ザリガニも生きていくためにオタマジャクシの命をいただいたこと・・・を話すと、子どもなりに考えているようです。


この「お魚飼育ケース」も、あと1週間もすれば、子どもたちは飽きてしまうでしょう。子どもたちの好奇心をそそる演出は、鮮度があるようです。(笑)