さつまいもの試し掘り

今週は、運動会の練習が続きましたが、今日は久しぶりに屋上遊びを子どもたちは満喫しました。池のカメは、子どもたちがやってくると、エサをくれるのでは・・・と逃げるどころか寄ってきます。子どもたちは、カメの背中にタッチ・・・ピーマンもバケツいっぱい収穫できました。今日の子どもたちのお土産です。


ファームのピーマンの品種は、5月に植えた「カラーピーマン」です。本来は、赤、オレンジ、黄色のピーマンになる予定なのですが、待ちきれずに緑のままで収穫してしまいます。肉厚があり苦味も少なくて、ママたちにも大好評です。初夏に収穫のピークとなり、猛暑が続く真夏にいったんお休みして、秋にまた収穫が再開します。半年近く収穫を楽しんでいます。


次に、さつまいもの試し掘りをしました。来週に、ファームの芋ほりを予定していますので、1列だけ試し掘りをして、さつまいもの生育状況を確認します。子どもたちが、太い茎を持って次々に「うんとこしょ・・・どっこいしょ」と「絵本おおきなかぶ」のお約束のセリフとともに引き上げますが、なかなか抜けません。


先生も手伝って、引き抜くと、びっくりするくらいのビッグサイズのさつまいもが出てきました。それも、ゴロゴロです。子どもたちが、さつまいもを自分の顔まで持ち上げると、すっかり隠れてしまうサイズです。今日登園した園児たちは、一足先に芋ほりを体験しましたが、来週は園児全員で、賑やかに芋ほりです。(笑)


さて、先日TPPが基本合意し、具体的な農産物の関税撤廃の対象が明らかになってくると、ついつい世界の農産物事情が気になるようになりました。今日も、ビッグサイズのさつまいもを手にして、世界のさつまいも事情が気になるおやじ園長です。


全世界のさつまいもの生産量は、1億605万トンで、中国が75.9%と2位のナイジェリア3.1%を大きく引きはなしてダントツの生産量です。しかし、そのほとんどが酒などの加工食品にまわるそうです。日本は、101.1万トンで、世界シェアわずか0.95%だそうです。同じイモ類で言えば、ジャガイモの生産量は3億2556万トンですので、全世界では、さつまいもはじゃがいもの半分の生産量となります。


日本では、鹿児島が全国の4割の生産量で、茨城、千葉、宮崎、徳島のトップ5県で全国の8割を生産しているそうです。鹿児島では芋焼酎となり、茨城では柔らかくて美味しい干し芋になり、徳島の鳴門金時は、ブランド芋ですね。


今回のTPPにかかわる農産物には、さつまいもは入っていないようですが、日本の秋から冬にかけての代表的な味覚ですね。ホワイトきゃんばすでは、10月30日に子どもたちが仮装して、イオンの店内をハロウィーンパレードをするのですが、この日のおやつは、ファームで収穫したさつまいもを使った、特別なデザートを給食の先生が企画中です。


5月に子どもたちが、自ら苗を植えて、成長を見守り、10月に芋ほり体験。収穫したさつまいもを使って、自分たちでおやつを作る・・・最初から最後まで子どもたちが、さつまいもにかかわれることができるのが、保育園にファームがあることの強みです。そこには、常に子どもたちの笑顔があります。(笑)