子どものイヤイヤ

今日は、保育園が開園して、たぶん土曜日で初めて園児が30人となりました。祝日の振り替えやたまたま土曜日に保育が集中したのですが、まるで平日並みの賑やかさです。5歳女の子は「土曜日は好きなの。どうしてかっていうと、人が少ないから、やりたい遊びがたくさんできるから・・・」と言っているのですが、今日ばかりはそうはいかなかったようです。


さて、2歳男の子。とても活発で、運動能力も高く、もの覚えも早いのですが、1日に1回は、「イヤイヤ男の子」に変身します。トイレにくのがイヤ・・・手を洗うのがイヤ・・・くつの履くのがイヤ・・・みんなと一緒にいただきますがイヤ・・・などなど、このイヤイヤモードに入ると手がつけられなくなります。


しばらく様子を見ながら、落ち着いたところで、「どうしてなの?」と次のアクションに

移ります。保育園では、他の園児がいるので、「カッコ悪い自分」に気がついて、いやいやがおさまることが多いですが、ママとの1対1では、とてもやっかいですね。


よく、魔の2歳と言われているように、子育てママも「ついに来たか!」と憂鬱になってしまいます。しかし、「イヤ」が出てくるのは、子どもの心の中に「これをしたい」「あれはしたくない」という気持ちが生まれるからで、自己主張ができるようになったという証でもあります。大人の世界でもそうですが、当然、自己主張をするとママや周囲とぶつかります。


ここで、自分の思い通りに行かないことや、どうすれば自分の気持ちや要望を相手に受け入れてもらえるのか、ということを子どもたちは学んでいくのです。見方を変えれば、「イヤ」が始まったら「うちの子、こんなに自己主張ができるようになったんだ、すごい!」と前向きに考えることもできます。


とはいえ、理屈(理想)と現実は、違うのが子育てですので、「食べない!のイヤイヤ」には、目の前で量を減らし、食べたらたくさん褒める。これは、保育園でも有効です。「登園時、ママと別れたくない!のイヤイヤ」には、ハイタッチの儀式を決めると、そこで、ママとバイバイして自分は保育園という気持ちの切り替えができます。これも、かなりのママが有効活用しています。


こんな感じで、いろいろな対処法を実践しながら、心の中で「よし!我が子が成長している!」と思える余裕ができると、「イラッ」が少しだけ解消できるかもしれませんね。