みの虫

今日はクリスマス発表会の練習を早々に切り上げて、屋上外遊びを満喫しました。


まずは、ファームの白菜にアオムシを発見・・・3歳女の子が怖がることなくアオムシがついた葉を持って、「みんな~アオムシだよ・・・」と叫びます。「ボクにも触らせて」という園児もいれば、少し距離を置いて恐る恐る・・・の園児も。(笑)


次は、お砂場横のもみじが紅葉しているのを6歳女の子が発見。「せんせい~きれいな色をしているよ~。これは、カナダの国旗みたいだね。」と豊富な知識をさらけ出します。


紅葉のもとに、子どもたちが集まってきました。きれいな紅に静かに見入っています。すると、となりの砂場から、砂をバケツに入れて「かき氷屋さんです・・・おいしいかき氷はいかがですか?」とお店屋さんごっこが始まってます。季節感ぶち壊しの演出です。(笑)


そして、今日の一番の収穫は、「みの虫」の発見です。オオミノガやチャミノガという蛾の幼虫が、越冬するために、木や葉を「みの」のようにまとって巣を作ります。小枝に、高さ5センチにも満たない「みの」がぶら下がっているのです。


私が子供の頃は、あちこちで見ることができた「みの虫」ですが、今はほとんど見られなくなりました。みの虫は蛾の幼虫なので害虫です。そこで、駆除のために外来種の「ヤドリバエ」を寄生させると、寄生虫の方が強く、みの虫は、1990年頃から、年々減少してしまったそうです。


みのの中の幼虫を出して、折り紙を切った中に入れると、カラフル「みの虫」が誕生します。この冬は、屋上でどんな生き物が越冬しているのか・・・楽しみが増えました。