考える力がつく新聞の読み方

中学生の君たちへ・・・

新聞は何のためにあるのか。そもそも新聞は必要なのか。うまく活用するコツはあるのだろうか。インターネット世界に生きている君たちには、きっとそんな疑問があるのでしょう。


これは、読売新聞の特別編集委員、橋本五郎さんの問いかけです。よくテレビで見かける、わかりやすい解説と親しみやすい笑顔のおじさんです。


パリの同時多発テロはなぜ起きたのか。宗教や民族の対立、貧困の問題も視野に入れて、歴史的にも構造的にもとらえなければならないこと。同時にテロリストが犯行に及んだ理由を、生い立ちや環境を含めて調べなければなりません。どうして平気で殺人や自爆ができるのか・・・


橋本さんは、新聞の役割は、世の中の「なぜ」に答えることだと言います。


おやじ園長としては、子どもたちに「よのなか」のことを教えることも大切なことと考えていますので、毎日新聞には、目を通します。もちろん、朝の時間がない中での新聞の読み方は、読みたい記事だけの飛ばし読みです。新聞だけでなく、私たちの生活は、膨大な情報の中での生活ですので、必要な情報をチョイスすること、いらない情報を捨てることが大切になってきますね。


パソコンやスマホの普及率が今後ますますアップしても、紙媒体の新聞や本は決してなくならないでしょう。新聞をスクラップで切り取ったり、本の大事な部分に線を引いたり、こんなアナログなことは、スマホではできません。(笑)


中学生や高校生にとっては、新聞が、大切な「考えること」のきっかけになることの一つになるといいですね。