年末ジャンボミニ7000万の宝くじを買っていたのですが、まだ番号確認を行っていませんでした。「もしや・・・」しかし、セオリー通り、末等300円のみという結果に終わってしまいました。
この無念を、寺子屋の時間に生かすことにします。ハズレの年末ジャンボミニを子どもたちに見せると、すぐに「たからくじだ~!」とわかる園児がほとんどです。「ママが買ったから・・・」と、多くの保護者も儚い夢を年末に抱いていたようです。(笑)
「今日は、もし、この宝くじの一等賞7000万円が当たったら、何を買う?」を考えることにしました。
「7000万円は、お札で一番高い一万円が7000枚です。」と、子どもたちには本物の一万円を見せます。7000という数字が、いかほどか・・・この時点では、ピンときていないようです。
「チョコレートを買う」と4歳女の子が答えました。「チョコレートなら、この部屋いっぱいでもまだ7000万円にはいかないな~」
「わかった、じゃ、大きなクッキーを買う・・・」(笑)
「そうだな・・・お菓子とかじゃなくて、みんなが知ってる、もっともっと大きな物を考えてごらん」
すると、6歳女の子が「船を買う」と言ったのです。いい感じです。だんだんと、7000万円のモノサシが子どもたちの間で見えてきたようです。
「おうちを買う」「今のおうちをもっと大きくする」そして、3歳男の子が、まじめな顔で「サメを買う」と言ったのです。子どもたちは、想定外の回答に大笑いです。「確かに、サメならペットショップで簡単に買えないので、海で捕まえなくちゃいけないな。船を出したり、すごくお金がかかるね。」
「さぁ~今までは、7000万円で何を買おうかという話をしたけど、この7000万を自分で使うのではなくて、困っている人に使うのはどう?例えば、アフリカのお腹いっぱいのごはんが食べられない子どもたちに、食べ物をプレゼントするとか?」
「え~・・・・と、やや引き気味の子どもたち・・・」すると、5歳女の子が答えました。「全部はダメだけど、半分だったら困っている子どもにあげてもいいよ・・・」
いやいや、とても現実的な判断です。あっぱれ!
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