超少子化!

先日のNKKスペシャルで、超少子化となる日本のこれからは、どうあるべきか・・・という現在、日本が抱える最大の問題を取り上げていました。

 

子どもに教育の充実や生活の安定のために投資をすることは、その子どもたちが、大人になって、きちんと働いてくれることで、税金という形で国に還元される・・・という考えは、今や世界基準です。

 

ユニセフなどのボランティア団体の活動が、世界の子どもたちのために・・・をうたっているのも、子どもへの投資が、あすの世界を良い方向へ変えてくれる可能性が高いからです。

 

番組では、現在の日本の出生率(一人の女性が一生に子どもを産む人数)は、1.42人で、このままいけば、50年後の人口は8600万人まで減るとありました。日本の少子化対策は、すでに1990年代からスタートしているものの、現在まで、まったく効果はでていません。

 

その理由として、戦後2回のベビーブームがあり、第2次ベビーブームで誕生したベビーが大人になり、2000年以降に第3次ベビーブームが起きるだろうと、本気で取り組んでいなかったと指摘しています。

 

また、日本の社会保障給付額は、高齢者向けがおよそ76兆円に対し、子どもや家族に対する給付額は、およそ5.5兆円と、先進国では最低の子どもへの投資バランスです。

 

フランスやスウエーデンなどの成功事例や、日本国内でも岡山県奈義町の出生率2.8%の例が取り上げられていました。もちろん、同じことをすれば、日本の少子化が解決されるわけではありませんが、ここには、国や地方自治体の「本気度」が明確に伝わってきました。

 

少子化対策は、子育て世代を救うというレベルではなく、日本の国民の全員に関わる問題です。全ての国民に「日本は近い将来滅びてしまっていいですか?」の問いに、全員が「ノー」と答えるでしょう。

 

番組の最後に、消費税という名目ではなく、「子ども対策税」とか「家族対策税」といった形で、税金を支出することに、85%以上の視聴者がイエスと答えました。超少子化の日本に対して、これだけ国民が危機感を募らせているのです。

 

あとは、国と我々国民の本気度次第で、日本の将来が変えられる・・・そう信じたいですね。

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コメント: 1
  • #1

    ミィーママ (火曜日, 23 2月 2016 03:42)

    私も観てました…
    少子化や超高齢化、財政難。
    先行きあまり明るくない時代、子供達の負担考えると、
    我が子を産み落とすのは不安になってしまうものです。
    そんな時代を強く生き抜く力のある子に育てるのが、
    自分が出来る一番の事かなと日々感じています