見える成長と感じる成長

昨日のテレビ番組で、凄い幼稚園が紹介されていました。何が凄いかというと、「うた」です。毎月の「うた」それも、「おお牧場はみどり」など、一般的に幼児が歌うレベルよりはかなり高い「うた」を完璧に歌いこなすのです。

 

フランスやフィンランドの幼児教育関係者が視察するという番組構成でしたので、感想を問われると「自分の園では、こんなレベルの子どもたちはいません。このやり方を我が園でも導入したいですね。完璧です!」と答えていましたが、どうも、本音は、別のところにあるように感じました。

 

私も、5歳児の女の子が、宝塚の女優のように表情を込めて歌うシーンを見た後は「ジェラシー」を感じ、ホワイトきゃんばすの園児の顔が浮かびました。しかし、すぐに、屋上で虫アミを持って蝶を追いかけたり、どろ遊びに夢中だったり、ミニトマトを収穫してその場で食べてしまう園児たちのシーンが、「ちょっと待った!」とあらわれます。

 

「園児がやらされて、すばらしく見える成長」と「園児が自分で楽しみを感じる成長」の違いと言えるのかもしれません。

 

○○式といった、運動能力や勉強に特化するような幼児教育がきっかけで、自分の才能に気がつくこともあるでしょうし、保護者のニーズも多様ですので、このやり方が、いいとか悪いとかの答えは、出すことができません。

 

ホワイトきゃんばすでは、カマキリやてんとう虫を見つけて、大興奮する子どもたちや、ただの板や棒きれなどの自然のもので、大人が考えつかない遊びに夢中になる子どもたちの姿を大切にしています。

 

自分で楽しいことを見つける力は、実は大人になった時に生きてくるのです。