じゃがいも掘りました

3月に植えたじゃがいも・・・カルビーからいただいた「トヨシロ」という品種です。カルビーのポテトチップスは、この品種で作られます。今日は、早くも収穫です。

 

芽が出て、花が咲き、ジャガイモの葉や茎が濃い緑色に輝きます。そして、自然と葉がしおれてくると収穫の時です。例年よりも、10日は早い収穫には、訳がありました。

 

今年は、5月に入って比較的暖かい日が続いたことと、思ったほど降水量が少なく、ジャガイモの葉が早々に勢いを失ってしまったようです。今日は、じゃがいも畑の半分を掘り起こしたのですが、昨年と比較すると小ぶりのジャガイモでした。

 

昨年は、子どもたちの顔の半分はあろうかというビッグサイズがゴロゴロでしたが、今年は、小柄な精鋭といったところです。それでも、子どもたちは、スコップを片手に大喜びで収穫を楽しんでいます。

 

土の中から、コロコロ太った白い幼虫やダンゴムシを見つけては、ジャガイモの収穫を忘れて、昆虫観察です。2歳男の子は、ダンゴムシを手の甲に乗せて「先生見て!~」と自分の勇気を見せびらかします。ジャガイモにかじられたような小さな穴が開いているのは、ダンゴムシに食べられたものです。

 

1週間ほど、屋上の日陰で置いておくと、でんぷんがまわり、ジャガイモ全体を甘くしてくれます。ジャガイモやサツマイモはとれたてよりも、何日か置いた方が甘くておいしくなるのです。残りの収穫が終わると、給食、おやつ、そしてお土産でおうちの料理となるのです。ママとのクッキング教室が始まります。(笑)

 

半分に切った種イモの切り口に草木灰をつけ、土に植え、芽が出て花が咲くのを観察し、泥まみれで収穫・・・子どもたちが、自分の力で成し遂げたジャガイモ収穫に大きな意味があります。3カ月かけた大切な学びの機会でした。