無人島アドベンチャーキャンプ

今年の夏、1週間のスケジュールで、小学校5年生から中学3年生を対象に、国立沖縄青少年交流の家が主催する、「無人島アドベンチャーキャンプ」が行われたそうです。

 

なんだか、タイトルを聞いただけで、ワクワクしてきますね。最近は、テレビ番組などでも無人島生活がスポットをあびていますが、このキャンプは、5学年の異年齢集団24名が一堂に会したのです。

 

実は、応募は310人もあったそうです。「今の自分を変えたい」という強い意志を持った子どもたちが選考されたようです。

 

1日目は、オリエンテーリングで無人島でのキャンプに向けた準備・・・

 

2日目に、1時間半、大型カヌーをこぎ続け無人島へ到着。苦しくなると「頑張ろう!せーの」という掛け声がかかり、すでに団結心が芽生え始めます。

 

2日目以降は、無人島での野外炊事などを行います。初めは火をおこすのも、ままならない子どもたちが、徐々に上達していきます。また、仮設トイレの設置、使用や、ブルーシートを布団代わりにして就寝することも体験します。

 

6日目には、地元漁師の指導で、追い込み漁を体験。追い込み漁は、全員が息を合わせなければならないので、協力し合うことの重要性を学びます。

 

当初、日常とかけ離れた生活で、睡眠不足や疲れた表情を見せていた子どもたちも、日を追うごとにたくましさを増し、ブルーシートにくるまって、ぐっすりと寝る光景が普段の生活のようになっていったそうです。

 

ここでは、小5から中3までの5学年の異年齢の子どもたちが、夏休みの宿題ではなく、生きるための学び合いが行われたと考えると、この経験は、子どもたちにとって一生の宝物ですね。

 

子どもたち1人一人が、主体的に活動し、強いチャレンジ精神・・・そして、厳しい環境の中では、忍耐力も身に付いたことでしょう。

 

ホワイトきゃんばすで、今年初めて行った「サマーキャンプ」は、たった1泊ですが、子どもたちにとっては、十分、非日常的な生活となり、成長の姿が顕著に見られました。こんな、無人島での1週間・・・大人の私も、夢のようで、うらやましいですね。