保護者個人面談

9月は、ほぼ1カ月かけて、2歳児以上の園児27名の保護者を対象に、個人面談を行いました。

 

家庭でのお子様の様子や困っていること。保育園での生活で気になっていることや聞きたいこと。園への要望や質問について、保護者と園長、主任保育士とで、フェイスツーフェイスで話をしました。

 

保育園での日常や、おうちでこんなことがあったなど、連絡ノートが、いわば、保護者と保育園をつなぐ交換日記の役割を果たし、送り迎えの時間でも、その日のお子様の様子を伝えるのですが、個人面談では、落ち着いて話ができ、保護者の本音も伺うことができるので、とても意義ある時間となります。

 

今年も、「保育園ではしっかり者なのに、おうちでは、食べ物でも好き嫌いが多く、わがままで、親の言うことを聞かない」という話が多かったですね。保育園では、先生の目、他の園児の目、お迎えに来る他のママの目など、多くの視線があるので、子どもたちは、社会性を身につけていきます。おうちでは、親の目しかありませんので、ある程度は仕方がないと考えないといけません。私たち大人でも、会社での顔と家庭での顔は違います。(笑)

 

「一人遊びが多く、他の子と遊べてないか心配?」も多い内容ですが、子どもの一人遊びは、集中力を養うのに重要な時間です。私たち大人でも、一人になりたいときは、たくさんあります。

 

「うちの子は、おうちで、友だちの話をする時は、友だちのいいところを沢山話をします。保育園での指導のおかげと感謝しています」という内容がありました。これは、日頃からママ自身が、親子の会話で、人の悪口、陰口でなく、いいところを伝えているからですね。「人の悪口を言わないで、いいところを見つける大人になろう!」とは、現実の大人の世界では、通用しないこともあるでしょうが、子どもの前では、気を付けたいですね。

 

「小学校に入ったら、同じ学区になる園児がいないのでは?」については、少人数の保育園は、幼稚園や大型の保育園のように、クラスに必ず知っている顔があるというわけにはいきません。しかし、2学期に入る頃には、同じ幼稚園や保育園出身の園児以外の新しいかかわりを子どもたちは作っています。そこでは、○○幼稚園出身ということは、まったく関係がなくなるのです。

 

子どもの成長を「小学校に入学してから・・」と短期間でとらえるか、「大人になって、自立できるか・・・」と長期的な視点でとらえるかによっても、考え方は違っていきますが、ホワイトきゃんばすは、子どもたちに「自分で考えて、自分で答えを出せる大人になる」ことを目的にしています。

 

とにもかくにも、個人面談を通じて、保護者との距離をさらに近くして、大切なお子様の成長のために、保育園でできることを進めていきます。子どもたちは、一人一人違います。親の考えもそれぞれ違います。もちろん、それでいいのです。