年長5歳児のお昼の勉強

今日は、11月11日ということで、1が4つも並ぶこともあり、様々な記念日になっています。「電池の日」「ピーナッツの日」「ポッキーの日」「チーズの日」「ライターの日」「折り紙の日」「サッカーの日」まだまだ、たくさんあるようです。それぞれの業界の思惑もあるでしょうが、粋に感じる記念日を楽しみたいものですね。

 

さて、保育園の年長5歳児は、来年3月の卒園まであと5カ月を切りました。他の園児がお昼寝をしている間、卒園まで、勉強をします。

 

何かのドリルで、ひらがなや数字の勉強をしてもいいのですが、ホワイトきゃんばすは、子どもたちが、自分で考える取組みを大切にしていますので、用意した教材は、無地の自由ノート1冊だけです。

 

ノートの上に、今日の日付と名前・・・11がつ11にち きんようび なまえ〇〇〇〇と書きます。

 

そして、今日の課題は、「どうぶつのなまえをかく」です。「みんなが、自分で知っている動物をできるだけたくさん書いてください。ただし、隣の友だちのノートを見て、同じ動物を真似して書いても、全然勉強になりません。多く書けなくてもいいから、自分で考えた動物を書いてください。わからないひらがながあれば、お友だち同士で、教え合ってもいいですし、全員わからなかったら先生に聞いてもいいです」

 

私は、昼食をとりながら、子どもたちの学び合いを見守ります。子どもたちが、行き詰ったところで、「みんなは、動物園に行ったことがあるかい?(全員あると手をあげます)・・・そこで見た動物を思い出してごらん・・・たくさんいたでしょ」と1回だけヒントを与えると、中には、ざっと30種類以上の動物を書き上げた園児も出てきました。

 

無地のノートを使っているので、文字は曲がったり、斜めになったりしますが、狙いは、きれいに書くことではなくて、自分で考えることと、わからないことを園児同士で教え合うことです。これが、「あいうえお」を書きましょう・・・というドリルなら、覚えた気になっているだけで、ほとんど意味がないのですが、考えた動物の名前を書くことで、ひらがなも覚えるのです。

 

しばらくは、「自分で考える」ことと「園児同士で学び合う」ことを中心に、楽しいお昼の勉強タイムにしたいと考えています。保育園の子どもたちにとっては、勉強も遊びの一つです。これは、本当の事です。小学校か中学校か・・・いつかを境に、勉強が遊びではなく嫌いになってしまうのです。(笑)