間違いだらけのお金のしつけ

汗水たらして稼ぐのはいいけど、投資で儲けるのは後ろめたい・・・という意識が根強いのが日本人ですね。しかし、子どもに対しては、お金の話はしっかりしたいものです。

 

欧米では、幼児教育の頃から金銭教育をするのが普通で、小学生になると、株についても学び、労働とは違う方法でお金を増やす方法があることを知ります。

 

保育園では、お買い物ごっこが、有効な金銭教育となります。お店屋さんで遊ぶことによって、「物を手に入れるためにはお金が必要で、たくさん買ったらお金もたくさんなくなる」といったことを学びます。さらに、発展すると、並べ方を工夫したり「いらっしゃいませ!」と大きな声で言って、「努力」をしたら「たくさん売れて、お金ももらえる」ということも学びます。ちょうど、子どもたちは、お年玉をもらったばかりですから、子どもとお金の話をするいい機会ですね。

 

そこで、間違いだらけのお金のしつけがあるそうです。

 

NG①「子どもの前でお金の話をしない」

お金は生活をしていくために必要なもの。「パパママが働いているからお金をもらえる」「保育園に行くのも習い事をするにもお金がかかる」「今月はお金が足りないから節約ね」など、家庭でお金の話をすることで、子どもの金銭感覚が育ちます。

 

NG②「お小遣いは必要な時にその都度渡す」

子どもが、「うちにはいくらでもお金がある」と思ってしまいます。「お金には限りがある」ことを教え、「使ったらなくなる」「途中でなくなってもあげない」とすれば、子どもが自ら、お金のやりくりをするようになります。

 

NG③「年齢ごとにお小遣いを上げる」

能力主義が当たり前のアメリカなどでは、お小遣いも年功序列では上がらないそうです。「今年は〇〇をがんばるから」「〇〇をするために必要だから」と、交渉するそうです。お金を大切にし、努力することの大切さを知ります。

 

NG④「お小遣いで買えないものは親が買い与える」

親がお金を出すとしても全額は出さず、「〇〇を買うために、いつまでにいくら貯める」と子どもに目標を立てさせ、貯まったら買い与えます。目標のために頑張ることと、達成するまではがまんすることを覚えます。

 

どうですか、みなさんのところでは、我が子とお金の話をしていますか?