スーパーサラリーマン

今日から、センター試験がスタートしましたね。保育園の職員の息子も受験生です。親としては、いつも通りの2日間を送り、子どもからのアクションがあれば、それに応じるというスタンスがいいのかもしれません。どんな結果であろうとも、冷静に受け止めるのが親の役割ですね。

 

さて、そんな受験生が、それぞれの大学に入学し、やがて就職することになります。卒業後に起業したり、家業を継ぐ若者は、全体では少数派で、多くは、サラリーマン、OLといった、会社や公務員の組織で働くことになります。

 

今日から始まったコメディドラマですが、「スーパーサラリーマン左江内氏」を見ていました。会社では、万年係長で家では妻に頭が上がらず、二人の子どもからもバカにされる52歳。まさに、番組名通りの「さえない」会社員の主人公が、ひょんなことから「スーパーマン」の顔を持つというストーリーです。笑えるドラマですが、会社員の哀愁や家族の絆などが織り込められていて、なかなか見ごたえがあります。

 

私の持論には、「サラリーマンが最強!」というのがあり、組織の中で働く経験は、様々な能力が必要となるばかりでなく、知らず知らずのうちに、人間力が研ぎ澄まされていきます。コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、ロールプレイング能力、シミュレーション能力、ロジカルシンキング能力・・・こういった、難しいカタカナの能力を駆使しながら、様々な修羅場を乗り切る仕事は、本当に「凄い!」のです。

 

話を若者に戻します。「この会社で働くこと、この仕事が天職だ!」と思う人は、残念ながらほとんどありません。「とりあえず、何か仕事をしないと・・・」ということで、会社に就職します。つまり、まだ、本当に自分がやりたいことが見つかっていな状況で就職することになります。

 

私も、「食品会社希望」という漠然とした考えで就職し、仕事をしながら、自分のやりたいことを見つけて行きました。まぁ~そんなものだと思っています。しかし、若者たちが、いつかは自分のやりたいことを見つけるのが理想ですね。

 

あの池上彰さんのアドバイスです。

「新聞を読んで、自分が関心を持ったページをそのままちぎって、四つ折りにして重ねておきなさい。何週間分かたまったら、もう一度その内容を確認すると、自分がやりたい事が見えてくるから・・・」

 

どうですか、「自分がやりたい事は何だ?」と考えても、答えがなかなか出なくても、このやり方なら、自分の興味や関心が、見えてくるかもしれませんね。

 

そして、最後は、自分で答えを出さなければならないのです。