日本の未来図

国立社会保障・人口問題研究所が今月公表した「日本の将来推計人口」を見ると、急速に進む少子高齢化と人口減を前に、マイナス要素ばかりです。

 

日本の総人口は、2015年の1億2709万人から50年後の2065年には8808万人に減少(約30%減)し、総人口が1億人を下回る時期は2053年となる。

 

総人口に65歳以上が占める割合「高齢化率」は、2015年の26.6%から2065年には38.4%に上昇。15~64歳(生産年齢人口)の割合は、2015年の60.8%から2065年には51.4%に低下する。

 

将来の合計特殊出生率(女性が生涯に産む子どもの数の推計値)が1.44と現状よりも微増するものの、親になる女性の人口が減少しているので、出生率が上がっても赤ちゃんの出生数は減るという見込みです。男性は子どもを産めませんので、出生率は2人以上でないと、人口は減り続ける計算です。

 

さぁ~この数字を見ると、日本の未来図は、闇の中ですね・・・

 

女性に、子どもをたくさん産んで!と、出産催促運動をしますか?いや、ナンセンスですね。女性が出産するかどうかは個人のライフスタイルの問題ですので、大きなお世話です。

 

待機児童をゼロにして、女性が出産後も働けるような社会を作っていけば、一気に解決しますかね・・・これも違うような気がします。待機児童ゼロにするとうたえば「私は子育て世代じゃないから関係ない!」と言われるのがオチで、国民全体に支持されるには「未来を担う子どものために日本の未来を変えていこう!」とうたわなければなりません。

 

こうなったのも、選挙で勝つために、年金はじめ高齢者を優先し、子どもへの対応をおろそかにした、政治家の問題だ!と嘆いたところで、これからの解決にはつながりません。

 

さぁ~どうしましょう。暗い気持ちになってきましたか・・・でも、未来は、明るく考えないといけません。人口が減り、高齢化が進むことを受け入れる社会で、楽しい日本を作るには・・・そうです。元気に70歳まで働ける世の中にすることです。

 

健康であることが当然のことになるでしょうが、心も健康でないといけません。「人生を楽しむ」ことが苦手な日本人ですから、考えようでは、まだまだ「楽しむこと」の伸びしろがたくさんあるということです。

 

アラウンド50世代の私としては、まだまだ、残りの現役生活20年・・・元気に、楽しいライフスタイルを実践しなければいけませんね。(笑)