保護者との信頼関係

今日は、梅雨空となったので、教室内で「父の日」プレゼントの制作をしました。母の日のプレゼントとセットになるデザインですが、パパの絵がメインのこのプレゼントをもらうパパの中には、きっと涙してしまうのだろう・・・と思います。(笑)それだけ、素敵な作品に仕上がっています。

 

さて、今日は学校における、保護者との信頼関係についての話です。

 

教育実習では、決して体験できないのが保護者との関係づくりですね。新人教員で保護者との関係づくりで失敗する一番の内容は、「家庭への連絡が遅かった」ことだそうです。「生徒や児童が親に言う前に、先手を打って連絡を入れなさい」というのが、ベテラン教師からのアドバイスです。

 

日頃、顔を合わせることが少ない保護者との関係を築くには、学級担任は保護者に「向き合う」や「対応する」という考え方ではなく、「子どものより良い成長を願うパートナー」という姿勢で接することが必要だと言われます。

 

例えば、子どもが学校で問題のある行動を起こした時、保護者に「注意してください」と一方的に言うより「学校では今後こうするので、家庭でもこうしてください」と協力を呼びかければ信頼関係が築きやすくなりますね。

 

また、新人教員なら、子育ての経験がなく、保護者よりも年下ということが多いです。授業づくりで、ある教員は世代間のギャップを感じたと言います。

 

子どもたちが対話を交えて主体的に学ぶ「アクティブラーニング」の学習活動を授業に取り入れると、一斉指導のスタイルを思い浮かべる保護者から「もっと厳しく教えてほしい」などと、意見が寄せられたそうです。ここでは、保護者の集まる学級懇親会で、自身の授業のねらいを説明し納得いただいたそうです。

 

私がサラリーマン時代に教育されたことは、お客様や得意先との対応でトラブルが発生した時は、一人でその問題を抱え込まないことです。都合の良い事は、報告しやすいものですが、悪い事こそ、早く周りを巻き込んで、最善の解決策を自分以外の冷静なまわりの知恵に頼るように言われたものです。

 

保護者との信頼関係については、小学校、中学校だけでなく、保育園、幼稚園など、すべての子どもを預かるところにかかわる問題です。

 

保育園からみたら「多くの園児の中の一人」でも、保護者にとっては、一人きりの子どもです。大事に思う気持ちを酌んで、主張を頭ごなしに否定せずに、しかりと話を聞かないといけませんね。これは、常に考えておかねばならない大切な事です。

 

保育園ホワイトきゃんばすにとっても、重要であり、永遠の課題です。