スイカの砂袋栽培

屋上のファームにあるスイカ畑・・・ここ数日の暑さもあり、雑草と共に、どんどん成長しています。この雑草が、隠れみのになって、カラスから守ってくれるのです。現在ミニサッカーボールくらいに成長したスイカが4つほどあります。

 

雑草のせいで、すぐに探せないのですが、今日は子どもたちと、「あそこにスイカがある!」とスイカ畑を見て回りました。

 

ファームでは、今までも色々な野菜を作ってきましたが、その中でも、スイカは収穫の楽しみが格段に高いですね。ファームで収穫したスイカで、「スイカ割り」を楽しむというのも、子どもたちにとっては、ワクワク体験です。

 

さて、今年のスイカ栽培は、裏ワザに挑戦しました。何と「スイカの砂袋栽培」です。ホームセンターで売っている、砂袋の底と頭を切り、砂の中に一握りのたい肥を施します。肥料は、これだけです。そこに、小玉スイカの苗を植えます。土の上に、砂袋がそのまま見える状態ですので、とても違和感があります。

 

えっ・・・こんなんで、スイカができるの・・・しかも砂でしょ・・・

 

と思われた、あなた・・・はい、普通は、皆そう思いますね。しかし、スイカの原産地は、砂漠なのです。原産地の環境に近いことは、スイカにとっては、全く不自然な事ではないようです。現に、砂袋の中を、スイカはしっかりと根を張り、実をつけているのです。

 

今回参考にした「野菜畑2017初夏号」によると、普通栽培の場合は、1本の苗に4個の収穫に対して、砂袋栽培では、1株で10個の収穫があったそうです。倍以上の収穫数です。それだけではありません。糖度も普通栽培のスイカの最高糖度は12.1度に対して、砂袋栽培では13.9度になったそうです。

 

たくさん取れて、しかも甘い・・・ますます、期待が膨らみます。

 

毎年、こんな感じで、新しい栽培法にチャレンジしているのですが、たいがい失敗しています。(笑)しかし、この夏のスイカは、大成功!になるかもしれません。そんな期待を持ちながら、スイカ畑を楽しく子どもたちと見守っていきたいと思っています。