小学生が決める

8月に突入しましたが、天気の方は、梅雨に逆戻りといったところです。久々にプールなしの屋上遊びです。

 

子どもたちは、「プールがないなら、自転車だ!」とばかりに、ヘルメットをためらいなく着用し、広い屋上を走り回ります。屋上遊びの選択肢が多いのは、今まで子どもたちが考えて積み上げてきた賜物です。「〇〇がダメなら次は△△」という切り替えの早さは、頼もしい子どもたちの動きです。

 

「えんちょうせんせい・・・タイヤのくうきがへこんでるよ・・・」と5歳男の子がすぐに言ってきます。しばらく自転車に乗っていなかったので、子どもたちと空気入れです。この空気入れの作業は、子どもたちは大好きで「〇〇がやりた~い」と子ども同士でケンカになるほどです。(笑)

 

さて、2020年の東京オリンリンピック、パラリンピックのマスコット応募の報道がされましたね。実は、1964年の東京オリンピックには、マスコットがなかったことを知っていますか。東京に限らず、まだ、この時代には、商業的なオリンピックの色は薄く、悪く言えば、公式マスコットを活用し、お金を集め経済効果につなげるという発想がなかった時代ですね。

 

2020年東京オリンピック、パラリンピックのエンブレムが、「色々な形を組み合わせた」模様・・・つまり、世界中の人たちの違いを認めて、共に歩んでいこう・・・というメッセージが込められているだけに、個人的には、見た目の可愛らしさだけでなく、「いろんか形があって、みんなそれぞれ違うけど、一緒になることができる」という想いが込められたマスコットになってもらいたいですね。

 

今回の目玉は、最終審査を全国の小学生が行うことです。ふだん、子どもたちと接している私は、「大人の固定概念」を今まで、何度もぶち壊されてきました。(笑)

 

子どもたちの発想を侮ることなかれ・・・。そして、「子どもたちが決めたマスコット!」というフレーズは、大人は文句が言えない状況となり、世界へのメッセージにもなりますね。とても賢いやり方です。(笑)