夏休み先生はどう過ごす?!

今日の連絡ノートには、土曜日の夏まつりの感想が、ぎっしりです。子どもたちのがんばりに感動し、保護者の皆様たちも、心から夏まつりを楽しみ、準備にあたった先生たちの労までもねぎらっていただき、本当にありがたいことです。寺子屋の時間でも、夏まつりを振り返り、子どもたちの楽しかった感想がたくさん出てきました。あらためて、喜びが湧いてきます。

 

さて、小学校、中学校の義務教育や高校の夏休みも、今週半ばで折り返し地点ですね。当たり前ですが、先生たちは、児童生徒たち同様の長い夏休みではありません。(笑)

 

自治体によっても異なるようですが、年休を使うと、小学校では最大20日間近く休めるので、教員にとっては、年に1度のリフレッシュ期間です。ただし、経験が浅い先生は、子どもたちが目の前にいなくても、仕事の事ばかり考えてしまい、いつも追い詰められていた感覚とか・・・2学期は、学校行事が多く、夏休み明けの子どもたちは緊張が緩むので、クラスが荒れやすくなるという心配をしてしまうそうです。

 

でも、せっかくの夏休みです。先生たちには、有効に使ってもらいたいですね。(そんなこと言われなくても分かっている。という先生には、大きなお世話ですが・・・)

 

あることないこと想像して考えてばかりいても、意味がないと分かれば、ちょっと普段の学校では経験できないことに挑戦するのがいいですね。

 

新しい考えを持った、ある校長先生がこんなことを言っています。

 

「今の学校に必要なのは、新しい時代の学校をつくるのは自分たちだという『思い上がり』を持っている人たち。そのための経験を積んできてほしい・・・従来型の学校教育を学んできても将来の子どもたちには通用しない。古い教科指導を再生産させても意味はない」と、なかなか手厳しい発言です。

 

自分の教え子たちが、やがて社会に出て、「役に立つ人間になれるか・・・」「飯を食える仕事に就くことができるか・・・」なんて考えると、教師のスタンスも、この夏休みを使って、大胆なチャレンジが必要かもしれません。大胆なチャレンジと言っても、普段と視点を変えることや、民間企業の教育関係の団体やNPOで学んだりする事など、自分でできる範囲でかまいません。

 

大学を出て、ずっと教員を続けているような人なら、この夏休みは、自分の殻を破る大きなチャンスですね。しかし、チャンスをモノにするか否かは、自分次第です。