アナログゲームとコミュニケーション

今の子どもたちに、「どんなゲームをしている?」という質問をしたら、テレビゲームのたぐいが、あげられるでしょう。私の子供たちも、かつては任天堂のDSにはまり、「1日○分までだぞ!」という親子バトルを懐かしく思い出します。

 

保育園の園児の中にも、親子でハマるゲームの話がよく出てきます。親子でのコミュニケーションと言えば、聞こえがいいですが、昭和のオヤジ世代からみると???ですね。

 

土曜日の保育園は、卒園児が学童で登園することが多いのですが、昨日も2人の小学生が中心になって、トランプ遊びが始まりました。寺子屋園児を巻き込んで、神経衰弱をやっています。これなら、保育園の園児もルールが簡単です。夕方には、「○○先生も一緒にやろうよ!」と、先生と小学生と園児が一緒になって、トランプを楽しむ姿がありました。

 

私が子どもの頃には、正月などで親戚が集まると、トランプでは7並べや大富豪に、花札、ウノ、人生ゲームに夢中になりました。いわゆるアナログゲームで、大勢でわいわいガヤガヤ楽しんだ想い出がいっぱい詰まっています。何十年たった今でも忘れないのは、人と人が向かい合って楽しかったという記憶があるからですね。

 

コミュニケーションが希薄になりつつある今の時代に、保育園や家庭でアナログゲームを楽しむことは、とても大事なことかもしれません。昨日の保育園のワンシーン・・・小学生と園児が、ルールを学び合いながらトランプを楽しむ姿は、人と人が顔を合わせて何かに取り組むという、大切なコミュニケーションを育むことにつながっているのでしょう。

 

どこかの国の大統領はコミュニケーション作りは苦手なようですが、アナログゲームのトランプは、楽しみながら、子どもたちのコミュニケーション力をアップさせる最高のゲームですね。