高校生に実践的金融教育

今日が、この夏最後のプールとなりました。「思う存分・・・好きなだけ遊びなさい!」と子どもたちに言うと、この2ヵ月の楽しいプール遊びを噛みしめるように、激しい水しぶきを上げる子どもたちです。

 

プールが始まったばかりの頃は、プールサイドの水遊びに夢中だった園児が、今では大プールでビート板を持って、激しくバタ足をしています。おうちの風呂で、顔をつける練習を始める園児もいます。いつもはおとなしい3歳女の子は、ついに背泳ぎをするようになりました。子どもたちの成長を大きく感じた夏のプールです。

 

さて、今日は金融教育の話です。もちろん難しい話ではありません。

 

「ここに、バスケットボールの元スーパースター、マイケルジョーダンのスニーカーがあるとします。より高い値段で売ったり、店に長い行列を作ってもらうにはどうしたらいいと思う」

 

これは、アメリカでの話です。米投資銀行に勤めるフェミ・フォイさんは、毎週土曜日、高校生にこんな質問を投げかけます。講師を務めるニューヨークの非営利組織「D・R・E・A・M」は、高校生向けの3年間の金融教育プログラムを提供しているそうです。

 

何か、楽しそうな授業だと思いませんか。私も高校時代にこんな経験をしていたらもっとお金に強くなっていたかもしれません。(笑)

 

私の場合は、社会人になって「この1本100円のコーヒーを80円で売るのは誰でもできる。ただの値下げだからだ。しかし、これを150円で売るにはどうしたらいい?付加価値をつけなければならないね。」なんて、マーケティングの先生に教わった記憶があります。

 

フォイさんは「専門用語をできるだけ使わず、金融の世界を考える機会を作りたい。金融商品は複雑になり、変化も速い。教育が追いつくのは大変だが、本質を理解すれば、何が問題かわかるはずだ」と話します。

 

「貯金は大事?」「では貯金の目的は?」「それで、貯金を増やすにはどうすればいいか?」ここら辺は、子どもに投げかけて、子どもが考えるようになればいいですね。