ピクニックランチ

例年ですと、とっくに屋上ファームのさつまいも掘りを終えているのですが、今年はまだです。実は、細くてガリガリのさつまいもなのです。この夏、関東地方は、冷夏で日照時間も少なかったせいか、さつまいもの生育が悪いのです。

 

さつまいもは、土壌の良し悪しで豊作になるのではなく、太陽の日差しを葉から吸収して成長します。肥料をあげると、葉だけが成長し、芋が太くなりません。よって、無肥料でも土壌が悪くても、栽培ができる優れた野菜なのです。戦時中の食糧難の時代は、日本人は、芋ばかり食べていたので、80歳を超えたお年寄りは、あまり芋が好きではない人が多いと聞きます。

 

このホープページのトップページの写真は、昨年、子どもたちが、さつまいもを収穫した時のものです。どうですか、すごく大きなさつまいもを手にしていますね。今年は、この半分以下の太さです。今から、大きくなるのかわかりませんが、運動会の後に、芋掘りを行います。

 

さて、今日は待ちに待ったピクニックランチです。寺子屋の園児は、給食ではなく、ママが作ってくれたお弁当を屋上で広げます。それはそれは、朝から子どもたちは、ピクニックランチの話題で盛り上がります。

 

今年度のイベントとして、初めて取組みんだのですが、子どもたちの喜びようは、想定外です。ママやパパが作ってくれたお弁当をみんなで輪になって食べる楽しみは、格別なようです。ママパパも、そんな我が子の姿を想像して、忙しい朝にもかかわらず、楽しんでお弁当を作ってくれます。ありがたい話です。

 

「ママが作ってくれたの~おいしい!」のセリフが飛び交います。5歳女の子のママからのお願いは、赤と黄と緑の色が入ることです。すると、お弁当のラインナップをすべて自分で決めてリクエストしたそうです。

 

2人の園児のお弁当が、ミニオンズをデザインしたオムライスでした。二人は、お弁当を並べて大喜びです。また、4歳女の子の大きなキャンディひねりの中には、お菓子ではなく、おにぎりが入っていました。ママのアイデアが冴えますね。

 

今回は、屋上の大空の下で、ピクニックランチを楽しむことができました。子どもたちの感想は「またやりた~い!」です。もちろん、ママのことを考えて、年間2回程度で、来年度も行います。子どもたちの笑顔の中には、作ってくれた人への感謝の気持ちがあらわれていました。