働き方改革、楽しくなければ・・・

昨日の晴天もつかの間・・・今日も雨降りです。今週末は、あらたに台風がやって来るようで、今年の10月は、雨ばかりです。今日は、早くも七五三の飴袋の制作を始めました。

 

水彩絵の具を薄めて、筆でポタポタと半紙に垂らします。色が混ざり、微妙ににじむことで、和の芸術となります。なかなか素敵な飴袋になりそうです。

 

さて、今日は「働き方改革」の話です。今年9月、ITベンチャーのサイボウズが出した新聞の全面「お詫び」広告が話題を呼んでいます。

 

「働き方対策、楽しくないのはなぜだろう」というコピーです。

 

サイボウズが、育児、介護休暇制度や子連れ出勤を取り入れ働き方改革の先陣を切ってきたことを挙げた上で、プレミアムフライデーなどの制度が広まっているのは自分たちの発信力不足だった、と政府の改革を皮肉る内容です。

 

広告の意図を同社は「長時間労働を一律に規制するやり方では、社員に働き方改革を強制することになる」などとして、一人一人に合った多様な働き方を進めることが重要だと指摘しています。

 

私が勤めていた会社でも、一時「毎週水曜日はノー残業デー」として、オフィスでの残業禁止のキャンペーンを行った事がありました。しかし、営業などは、自分の都合だけでは仕事はまわりません。得意先からの資料提出などの仕事は、待ったなしですので、会社ではなく、自宅などで仕事をする羽目になります。

 

私も、よく電源があるマクドナルドにて、コーヒー1杯で、ねばったものです。(笑)

 

学校でも同じです。教員にとって、本質の仕事は「授業をする」ことです。単純に「残業は20時まで」と号令をかけても、楽しい働き方改革にはなりませんね。どこかにしわ寄せがくるからです。

 

教員以外でもできる仕事・・・例えば、給食費の徴収、放課後・夜間の見回りや補導時の対応・・・また、地域ができる事、保護者が責任をもってやらなければならないことなどを具体的に整理することが、本来の教員の働き方改革ですね。

 

私たちは、働き方改革と言うと、「残業を減らす」と考えがちですが、本当に好きな仕事なら、残業も惜しまないという人だっているのです。一人一人に合った多様な働き方を進めることは、会社や学校にやってもらうことではなく、私たち自身が、「どんな働き方が自分にとって、家族にとって幸せなことか・・・」考えることからスタートするような気がします。