幼児教育・保育無償化

昨日の新聞にも一面で掲載されていた、幼児教育・保育の無償化の件・・・認可外保育園も対象とする方向で調整に入ったという内容です。2019年10月に予定する消費税10%への引き上げの増収分を主な財源とします。

 

政府は当初、認可保育園や幼稚園などに限って、3~5歳児の無償化を考えていたそうです。もし、認可外保育園を無償の対象から外したら、日本全国のほとんどの認可外保育園が、閉園となることでしょう。ホワイトきゃんばすも例外ではありません。幼稚園や認可保育園が無料で、認可外は今まで通り保育料がかかるのですから当たり前です。

 

そうなれば、待機児童は、現在の数倍に広がり、政府は幼児教育の無償化でお金を使ったにもかかわらず、待機児童が拡大した・・・と大バッシングです。全国で一番の待機児童数の東京23区では、もし、認可外保育園である東京都認証保育園が、無償にならなければ、世田谷や杉並で起こったような、子育てママの待機児童一揆が拡散し、大きな社会問題に発展したことでしょう。

 

保育園事情を表面だけしか見ていない政治家が、財源確保のために、認可外は外そうと考えたのでしょうが、ちゃんとしたブレーンが、待機児童問題も含めて、すべての保育園を無償化にしないと大変なことになると・・・修正したものと推測できます。

 

さて、2019年度は、5歳児が無償化となり、2020年度からは、いよいよ3歳~5歳児が無償化になる可能性が高くなってきました。

 

これで、認可は保育料が安い。認可外は高いという方程式が崩れます。認可、認可外、幼稚園含めて、お客様である「保護者」に支持される園でなければ、生き残れなくなります。

 

今まで、何も営業努力をしなかった認可保育園・・・前年踏襲型で新しい取り組みに消極的だった認可保育園・・・毎年、職員の多くが入れ替わるような、職員の定着率が悪い認可保育園・・・今まで「認可保育園だったらどこでもいいから入れて!」という保護者が、無償なら、認可外でも、しっかりとした考えをもって、特徴ある取り組みをしている園に子どもを預けることになります。

 

認可保育園も生き残りをかけた改革が必要となるのです。

 

「保育園ホワイトきゃんばす」が進む道は明確です。今まで通り、子どもたちが大人になった時の姿を見据えての取組み・・・「自分で考えて自分で答えが出せる人」に育てるという基本軸をぶれることなく行います。ここは、決して変えない内容です。そして、お客様である保護者とともに、子どもたちの笑顔のために取組む具体策には、柔軟な対応を取ります。毎年、新しいことに挑戦し、変える部分です。

 

ホワイトきゃんばすが、今後も継続して、選ばれる保育園となるように、取り組んでいきます。