思春期に反抗しない子どもたち

今日の寺子屋は、じゃがいも掘りをしました。9月に種イモを植えた「テジマ」という品種の収穫です。初夏に収穫したじゃがいもは、雨不足もあって、小ぶりでしたが、今回は、まずまずの大きさに育っていました。

 

じゃがいもの茎を引っぱってもあまりじゃがいもが出てきません。「あれ?取れないな~」と思って諦めてはいけません。土の中にじゃがいもがゴロゴロあるのです。子どもたちは、シャベルをもって、中には素手のままで土を掘りおこして宝探しです。一生懸命働いた園児は、顔に「達成感」がにじみ出ています。(笑)

 

さて、子どもの成長には、3歳前後の子どもが自己主張して親を困らせる「第一反抗期(イヤイヤ期)」と、中学高校の頃の子どもが、親に反抗したり、無視したりする行動を「第二反抗期」と言われています。

 

ところが、最近では、思春期になっても親への反抗はなく、親子関係が良好なままという例が増えているのだそうです。私のような、昭和の世代としては、自分もまわりも、中学高校時代に、親と衝突をした事がないという人は、ほとんどいません。

 

これは、最近の子育てのスタンダートとなった「子どもは褒めて育てる」が定着し、親の子どもへの接し方が変わってきたことが、反抗期が減っている一つの要因ではないかと言われています。

 

そして、ある青年心理学の専門家は、「第二反抗期は長年、自我の発達の過程で必然的に生じるものと捉えられてきたが、そもそも、それもあいまいな概念で、現代青年の実態調査は十分行われていない。反抗期の有無を健康な発達の指標であるような捉え方はしない方がいい」と話します。

 

むしろ、現代のこの分野の研究では「反抗」ではなく「自律」という言葉が使われているそうです。「『自律』は自分で決定する、自分なりの価値観を持つということで、反抗期を必要以上に気にせず、その親子なりの親子関係を築けばいいのである」ということだそうです。

 

保育園では、3歳前後の園児の親への「反抗期」は日常茶飯事ですし、これは、子どもたちの自我の確立という明確な理由です。成長に欠かせない「通過儀礼」とも言えます。しかし、第二反抗期については、確かに、必要なこと?なのか、考えてみる必要がありそうですね。「あるとかないとか」の問題ではなさそうです。