さよなら めいか

今日の保育園は、「寂しい気持ち」と「頑張れ!」のエールが交錯します。4歳女の子が、今日でさよならです。パパママが育った故郷に、お引越しをします。

 

最後の寺子屋では、「〇〇ちゃんの大好きなところや、素敵だな~と思うところを一人づつ言ってください」です。

 

すぐに、「かわいいところが大好き・・・」と言う園児もいれば、じっくりと考えて、「一緒にいられて、良かった」と深いメッセージもありました。「一緒に遊んで楽しかった・・・」「お手伝いが上手・・・」「クリスマス発表会のあばあさん・・・素晴らしかった・・・」など、多くのメッセージがありました。胸がジーンとなります。

 

今年度4月から、寺子屋3番さんとして、入園した彼女は、異年齢の環境で、どんどん賢く成長します。年長、年中の年上園児の行動をしっかりと観察します。強い心を持つ彼女は、すぐに自転車に乗れるようになり、寺子屋のお手伝いの仕事もすぐに、自分のモノにしました。

 

優しい心を持つ彼女は、年下の園児には、遊びを一緒に楽しみます。兄弟がいないのに、ベビーちゃんも上手にあやします。優しいお姉さんの象徴的な存在となっていました。

 

寺子屋の時間では、学んだことをどんどん吸収します。「お金の話」の授業の後には、おうちに帰って、ママに「お金では買えないものは何?」と質問をしたそうです。ママは、「何だろうね・・・一緒に考えようか・・・」とすぐに答えを出しませんでした。しかし、彼女は、自分で考えて、すでにお金で買えない大切なものをいくつか見つけていることでしょう。

 

保育園の連絡ノートは、あえて、フリーノートにしています。これは、ママやパパが、好きなだけ書けるように・・・あえて、フォーマット化していません。彼女のママは、イラストの天才です。保育園での出来事を職員がノートに書くのですが、そのシーンを素敵な絵にしてくれます。粋なコメントとプロ並みのイラストで綴られた彼女のノートは、成長記録として大切な宝物になりました。

 

このまま小学校へ入学するまで在園してもらいたかったのですが、入園時には、すでに故郷に帰ることが決まっていました。「この1年間、娘が集団生活の中で成長できるよう、ホワイトきゃんばすを選んだ」と言い、最後の連絡ノートには「ホワイトきゃんばすにして本当に良かった」と記されていました。本当に嬉しいですね。

 

パパママは、二人で力を合わせて起業することを決めています。今は、その準備の真っ只中です。東京で10年間、民間企業で活躍したパパは、人生のビジョンもとても明確です。ママは、パソコンのスキルも高く、冷静な判断ができます。これからは、連絡ノートではなくて、このブログにコメントを書いてくれるかもしれません。(笑)

 

きっと、故郷で、素敵な第二の人生を切り開いていくことでしょう。

 

そして、「さよなら・・・めいか・・・元気で・・・頑張れ・・・」

 

いつか、君が成長して、素敵な大人になった時に、たぶん?まだ元気なおやじ園長と酒を飲みたいね・・・君の3歳から4歳にかけてのたくさんのエピソードを話すからね。

 

おやじ園長は、保育園の子どもたちが大人になって、いつか、「乾杯!」を夢見ています。あと15年くらい先かな・・・