リカレント教育

毎日のように、朝は氷点下の寒い日々が続いています。雪が降る前の先週土曜日に、屋上ファームの大根の葉に2匹のアオムシを発見、そのまま保育園で「はらぺこアオムシはどこかな?」と飼っています。そのうちの1匹が、サナギになりかけています。室内の暖かさで、春が来たと勘違いしたのかもしれません。

 

もし、このアオムシが、雪の中だったら、生きていかれるのか?たぶん、葉の裏側で頑張って生きていくのでしょう。

 

こんなアオムシの生態を含めて、昆虫の勉強を始めたい・・・と大人になって学び直すことをリカレント教育と言います。私の大学時代の仲間は、50歳になった時に、仕事をつづけながら大学生になりました。

 

ヨーロッパなどでは、ずっと前から、リカレント教育志向と言われ、人間は生涯学習するものだという認識がとても高いと言われています。転職するのに自らのスキルアップのためのリカレント教育は、当たり前のこととして、受け入れられています。

 

日本の場合は、少し事情が違ってきます。終身雇用が守られた会社の中で、成長していく、スキルを上げていくという発想です。会社で、君の人生面倒見るから・・・みたいなところがありました。

 

しかし、日本人も人生100年時代を迎え、今まさに「リカレント教育」に光が当たっています。リカレント教育で言う「いつでも学び直し・やり直しができる社会」は、「誰もがいつでもどこでも学ぶことができ、学んだ成果が適正に評価される社会」とも言いかえられます。

 

ともあれ、年を重ねても、「学びたい!」という気持ちを失ってはいけませんね。みなさんは今「これを学びたい・・・」というのがありますか?