落花生の実験

現在、全国でインフルエンザが大流行しています。今回の特徴は、A型もB型も同時に流行しているので、A型が治ったと思ったら、今度はB型を発症するというダブルインフルエンザだそうです。

 

保育園の園児の兄や姉や卒園児が通う小学校では、学級閉鎖が加速しているそうです。そんな状況の中にもかかわらず、ホワイトきゃんばすの園児は、まだ誰一人発症しておりません。このまま、この冬を乗り切ってもらいたいと、「奇跡」を祈る園長です。

 

さて、今日は、落花生の実験に参加してもらいます。

 

台に固定したプラスチックの筒。中には水に浮かんだ落花生があります。落花生を取ろうにも、筒は倒すことも壊すこともできません。そして、手では届きません。

 

さぁ~あなたなら、どうやって落花生を取りますか?

 

この実験に、一部のチンパンジーは一目で課題を解決したそうです。答えは、「水を入れて取り出しやすくする」です。

 

人間の子どもは8歳児で58%、4歳児で8%しか、正解にたどりつかなかったそうです。私たち、大人でも、水を入れることを思いついた人は、そう多くないかもしれませんね。

 

やがて、この子どもたちが社会に出て、企業などに勤めるとします。会社が求める人材は、テストの成績が良いことよりも、こんな落花生の課題をすぐに解決するような人材であることは言うまでもありません。

 

では、どうすれば、そんな課題解決をすぐに思いつける子どもに育てることができるか・・・それが分かれば苦労はしませんね。保育園なら、とことん集中して遊ばせることかもしれません。いくら考えても、答は出ませんが・・・(笑)

 

そう言えば、カラスも凄いのです。石を水に入れて、水位をあげて落花生を取り出したそうです。食べる事への執着かもしれませんが、動物の賢さは、「人間様」を越えることが多いのかもしれませんね。