震度7を体験

今日も午前中は雨が降っているので、室内ゲームで楽しむことにしました。メインは「椅子取りゲーム」です。今まで、何人の園児が、負けた悔しさで涙を流したか・・・このゲームでは、勝利する園児はたった一人です。残りはすべて負けという厳しい現実があります。

 

第一回戦は、年長園児を差し置いて、年中5歳の女の子が優勝です。すでに、3人の園児が悔し涙の号泣です。このままでは収まりません。第二回戦に突入です。何と、最後の2人は、一回戦で優勝した年中女子とプライドをかけた年長男子との戦いです。ここは、年長男子が勝利します。二人には、職員手作りの「金メダル」が掛けられました。

 

椅子取りゲームに求められるのは、俊敏な動きはもちろんのこと、笛が鳴るタイミングの読みや駆け引きが必要です。早々に負けてしまう園児も、年上園児の動きから多くを学ぶのです。そして、悔しい思いは、次の力へつながります。

 

さて、昨日中止となった、地震体験車が、雨が上がった午後に、イオンにやってきてくれました。

 

「よし!お昼寝が終わったら、地震を体験しよう!」ということで、子どもたちも楽しみにしていた地震体験をしました。寺子屋園児全員と、2歳児の中で「私もやりた~い」「絶対に泣かないから・・・」という園児を連れて、地震体験車へGOです。

 

子どもたちは、遊園地のアトラクションに乗るような気持ちでいたので、少しだけ軌道修正です。「みんなが生まれる前の今から7年前に、日本で大きな地震があって、多くの人が津波にのまれたり、家がつぶれて死んでしまったんだ。みんなが大人になるまでに、必ず大きな地震があります。今日は、その時に慌てないように練習をするんだよ・・・」

 

エレベータの中では、6歳男の子が「地震のことはママから聞いたことがあるよ・・・」と言うので「○○君は4月生まれだから、地震の時はママのお腹の中で、もうすぐ生まれるところだったんだよ。すごい地震だったから、ママはビックリしたと思うけど、無事に〇〇君が生まれて良かったね」と話すと、「僕は・・・私は・・・ママのお腹にいたの?」の質問ラッシュです。(笑)

 

そして、いよいよ子どもたちが順番で、震度7を体験しました。震度3→震度5→震度7とだんだん揺れが大きくなります。震度7では、縦揺れと横揺れが交互にやってきます。私も一緒に子どもたちと震度7を体験します。

 

声を失うくらい、凄い揺れです。「全然平気だよ~」と言っていた園児も、震度7には、顔がこわばっています。それでも、全員泣くことなく成し遂げました。あと2日で、東日本大震災から7年ですね。今日は、子どもたちにとって、貴重な経験となったことでしょう。