廃材工作

今日の屋上遊びは、まるで初夏の陽気で、子どもたちの多くは、半袖で遊んでいます。屋上からは、満開の桜があちらこちらに見ることができます。テレビニュースを見れば、桜の話題が中心ですが、屋上には、子どもたちが愛してやまない紫色の花が、咲き誇っています。

 

テレビの話題にもならない小さな花ですが、「かわいい花だね~」「ぶどうみたい!」なんて言いながら、花摘みをする子どもたちです。何の花かわかりますか?

 

それは「ムスカリ」という花です。球根ですので、毎年桜の季節に咲くのです。地面から10センチくらいの可愛らしい花です。桜よりも少しだけ長く楽しむことができます。

 

さて、今日の寺子屋は「廃材工作」でした。毎週水曜日に、牛乳パックなどの廃材を使った工作を行っています。いつもは、「〇〇を使って△△を作ろう!」と、先生が指定した作品を子どもたちが作ることが多いのですが、今日は、今年度の集大成ということで、「自分の好きなものを作ろう!」です。

 

トイレットペーパーやラップの芯、牛乳パック、テッシュケース、ヨーグルトパック、タマゴパック、トレー、ペットボトル、キャップ、ゴム、チラシ、新聞など・・・日常生活で発生する廃材を自由に使っていいというルールです。

 

今日は、1時間くらいかけて、じっくりと制作に集中する園児もいました。ミニチュアハウス・掃除機・クレーン車・ステッキ・フライパンなどの調理道具、ゲーム、車のハンドルに宇宙人を作った園児もいました。

 

予想以上に、力作ばかりです。中には、「自由に作っていいよ」で、何を作っていいかわからなくなった年少園児は、結局廃材を確保するだけでおしまいです。自分で作りたいものを考える習慣をこれからつけていきたいですね。

 

また、春休みに入ったので、卒園児の小学生も参加し、一緒に作りました。さすがにレベルが違います。テッシュケースとラップの芯や輪ゴムを使って、「ギター」を作った小学生がいました。カッコ良かったですね。

 

こうして、年少園児から小学校2年生までの5学年で、工作をするので、当然作品のレベルに差が出ます。しかし、小さい園児は刺激を受け、大きい園児は、教えながら楽しむことができました。異年齢の縦割り保育の真骨頂です。

 

今日完成した作品は、皆おうちに持って帰ります。この作品を通じて、親子の会話も大いに盛り上がることでしょう。明日の連絡ノートが楽しみです。