スクールロイヤー

今日は、屋上の自転車を4台修理に出しました。パンクやタイヤ交換です。それだけ、子どもたちが、荒々しくも(笑)、自転車を楽しんでいる証拠ですね。交通事故のリスクから、家のまわりで自由に自転車に乗のは難しいので、屋上での自転車タイムは子どもたちの大切な遊びとなっているのです。

 

4台の自転車を子どもたちと自転車売場に運んだのですが、修理コーナーにある様々な工具が気になる子どもたちです。「これは何?」と修理スタッフに質問攻めです。こうして、興味の幅が広がることは、うれしい限りです。

 

さて、今日は、スクールロイヤーの話です。NHKのドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」で、その名前が知られるようになりました。

 

このスクールロイヤー制度を取り入れている、東京都港区の教育委員会では、2018年現在、21人の弁護士が、公立幼稚園、小中学校計40校に登録されているそうです。校長や教員が、直接電話で弁護士に相談でき、司法の観点を踏まえて助言を受けることができます。当事者同士の話し合いに同席を求めることもできるそうです。ドラマの内容と一緒ですね。

 

学校から弁護士に寄せられる相談は、年間40件ほどあるそうで、いじめ問題、近隣家庭からの苦情、保護者の理不尽な要求などだそうです。これもドラマの内容とかぶります。

 

ドラマでは、法律でバッサリとモンスターペアレントを斬る「やけに弁の立つ弁護士」のシーンにスッキリしますが、法律家と教師、それぞれの視点で学校問題を取り上げ、なかなかの骨太社会派ドラマとなっています。見ごたえがあります。

 

子どもたちに関わる保護者からの要望と、保護者の理不尽な要求からくるクレームは、同じ保護者対応でも、大きく違う内容です。学校は、すべて誠意をもって対応するがマニュアルでしたが、今の時代、内容によっては、法律的な対応も必要になってきます。

 

教師の対応=アメ・弁護士対応=ムチという図式が、ドラマでは一つの見どころですが、どんな世界でも、アメとムチ議論は、そのバランスをどうするかが大事だと言われます。

 

これからの学校の在り方を考えると、スクールロイヤーは広がっていくのかもしれませんね。