子どもの言葉に怒る大人

今日は、朝から冷たい雨が降っています。ここ数日の寒さで、体調を崩してしまった園児が二人・・・今日はお休みです。

 

さて、私が営業マン時代に、得意先との商談で「考えておきます」という言葉を返された時は、ほぼ商談決裂です。先方は、「お断りします」とストレートに言うのではなく、相手への配慮というわけです。

 

京都人の「お茶漬けでも・・・」は「はよ帰れ!」の意味というのは有名ですが、大人は、直接表現すると角が立つ内容について「言葉通りでない意味」を暗黙の了解でやり取りし、円滑な意思疎通を行っていますね。みなさんも、無意識に行っていると思います。

 

お見合いの席でのこと・・・相手の男性について尋ねられた女性が、異性としての魅力に関連のない誉め言葉ばかり並べたら、これまた、一言もけなさずとも脈なしというわけです。

 

私が、中学生の頃、クラスのI君が担任からの質問になかなか答えられません。しびれを切らした担任が「ウンとかスンとか何とか言いなさい!」すると、I君は何を思ったか「スン!」と答え、担任からボコボコにされたことがありました。

 

これは、I君のユーモアとして・・・あるママが、言うことを聞かない我が子に「何回言ったらわかるの!」と問いただすと、子どもが「5回くらい」と返して、激キレをしたという話を聞きました。

 

まだ、小さい子どもにとっては、親を怒らせるために、返答したのではなく、質問に対して、思ったことを素直に答えただけですね。保育園の4歳男の子も、お迎えのパパに「顔が怖い!」などと思った通りに発言します。職員は、ヒヤヒヤです。(笑)

 

子どもが、「冗談」や「表現上の工夫」として、会話ができるようになるには、早くても、小学校に入ってからと言われています。大人になっても苦手なままの人もいますが・・・(笑)

 

子どもの何気ない本音に怒る大人は、少し冷静になる必要がありますね。私も気をつけます。はい。