OB総会で保育園談義

今日は、午前中には保育園を後にして、前の会社のOB総会&懇親会に出席しました。年に一度、定年退職や私のように途中で退職した仲間が集まります。私は、退職して7年となりますが、オフィスでは、まだ半分以上は、よく知る面々が仕事をしています。仕事の邪魔をしながら・・・楽しい話で盛り上がります。(笑)

 

私が池袋東武百貨店の営業担当時代の店長だった女性が、今は、保育園で3歳児クラスの担任をしています。社会福祉法人が経営する認可保育園に勤める彼女は、ぬるま湯のような保育園に問題意識を持っていました。

 

 もちろん、愚痴や文句ではなく問題意識です。例えば、4月から施行された「新・保育所保育指針」の子どもたちが育ってほしい「10の姿」についても、スルーです。若い保育士同士で、おしゃべりに花を咲かせていてもスルー・・・理事長曰く、あまり厳しく言うと、辞めてしまうから・・・という考えだそうです。

 

彼女は、私と同世代ですので、年齢的にはベテランですが、今の保育園でのキャリアはまだ浅く・・・しかし、意を決して、様々な問題点を理事長にぶつけたそうです。

 

働くということへの問題意識・・・

認可保育園は、黙っていても行政が園児を見つけてくれる、営業努力なし・・・

「預かってやっている」という意識もある。保護者サービスが希薄・・・

 

彼女は、販売の仕事をしていたので、サービス、おもてなしといった意識がとことん叩き込まれていますので、今の保育園の現状に対して、まっとうな意見を理事長にぶつけたようです。

 

私が、酔った勢いで彼女に話をしたのが「異年齢保育に挑戦する認可保育園にしなさい!」です。3歳児~5歳児まで60人の保育園・・・まずは、3歳~5歳の異年齢クラスを3クラス作る・・・というプランです。

 

彼女は、異年齢保育の素晴らしさを理解していますが、他の先生ができるか?理事長の理解は得られるか?頭を抱えていました。

 

こんな感じで、しばらくまじめな保育園談義をしていました。今後、幼児教育・保育の無償化に向けて、行政が動いていきます。手厚い補助金にあぐらをかいてきた認可保育園の一部は、「お客様に選んでいただけない」という状況になっていきます。

 

あらためて、保育園ホワイトきゃんばすも、常に現状に満足することなく、変化を恐れないでありたいと、感じた一日でした。